【駄】アメリカ東海岸の地震

こないだ、アメリカ東海岸を中心としたM 5.9 の地震がありました。アメリカと言っても広い。カリフォルニアとか西海岸は地震も多いし、住民も慣れてるしいくらか備えてるだろうけど、NY など東海岸には地震がほとんどないです。

だから、突然ぐらぐらぐらっと来たときには地震に慣れてる日本人の私も本当にびっくりしました。最初に思ったのは、「この家崩れるかも!」 ということ。

今住んでる家は、100年くらい前に建てられたレンガ造りの建物。歴史的価値があるということで保護までされてるけど、鉄筋とか入ってなさそうだし、基礎だってどんなことになってるのやら・・・。

こんな街並み。きれいだけど耐震とかないと思う。

で、すぐにパスポートとPCと水だけリュックに詰めて外に出ました。そしたら、もう200人くらいの人やペットたちが通りに出てました。

道路も大渋滞だしヘリコプターまで飛び回っていて、M 5.9 とは思えない混沌さ。

ちなみに地震が起きてすぐに日本の感覚でTVつけたけど、どのチャンネルにも何の情報もなし。普通にゴルフとかやっててどうしようもないので、外に避難してから携帯でWifi 拾って ネットで情報を得ました。携帯は結局丸一日つながらず。

ちなみに首都ワシントンDC では、かなり後まで地震じゃなくてテロか爆発かと思い込んでる人たちが多かったそうです。土地柄か。夫は13階のビルから階段で避難したんだけど、しばらくしてそろそろ中に入るかという時には「中に戻って何かあっても訴えないこと」を確認させられたそうです。お国柄か。

それにしても私もまさかここで(114 年ぶりといわれる)地震に遭遇するとは思わなかったので、全然準備ができてなかったことを反省しました。これからは最低限のものは準備しておこう。

とりあえずその晩は自転車のヘルメットを枕元に置いて寝ました。このヘルメットですが、すごく軽量で頑丈で、実はこれ防災にもいいんじゃと思いました。自転車は盗まれたけどこれだけとっといてよかったと思いました。

写真をクリックするとリンクに飛びます。


この微妙な流線型のラインは、交通事故などで地面に頭を強打しても衝撃が最小で済むようにデザインされてるそうな。後頭部についてるダイヤルで頭のサイズに合わせて中のフレームを調節できるようになってるのが特徴です。結構お高いんですが、自転車にも乗る方や頭が小さい女性や子どもには普通のヘルメットよりフィットしていいと思います。つけていて苦にならないというのは、特に子どもには大事だと思います。

(楽天) トーヨーセーフティ 幼児用ヘルメット サイズ調整も後ろのダイヤルで簡単

(Amazon) 女性用 ピンク/ホワイトフラワー 自転車用ヘルメット

これを機に、緊急時用のリュックを作ろうと思いました。昨今地震じゃなくても何が起こるか分からないし・・・。ちなみに明日は東海岸にハリケーンが上陸すると言われています。NYは強制避難を決行したそうですが、まだまだ小雨で全然そんな気配ありません。とりあえず水でも貯めておいたほうがいいのかな。

Amazon 防災グッズストア

【Flickr】無料写真サービス

オンライン写真サービスについての考察です。

私は写真が好きなので、数年前から Flickr というオンラインのアルバムを使っています。これは Yahoo のサービスで、写真をアップしてアルバムのように表示したり共有したり出来ます。

Flickr には無料と有料のサービスがあり、無料だと200枚まで載せられます。200枚を超えると、超えた分は一時的に表示されなくなります。とは言っても削除されるわけではなく、Flickr サーバーにはちゃんと保存されていますが、表示されなくなります。有料版にかえると非表示になっていた写真もすべて表示されるようになります。なので、例えば友達との旅行の写真をシェアしたいとかだけだったら無料版で十分だと思います。

有料版は一年で約25ドル、二年まとめて登録すると割引があります。

こんな風にファイルごとに分類したりすることもできます。

他にも無料の写真シェアサービスはいくつかあります。日本語が使えるものもありますし、私もいくつか登録して試してみました。でも結局Flickr を使っているのはやはり使いやすさです。特に1クリックでタイトルや詳細が書き込める手軽さがすばらしいです。アップロードも簡単です。

また、使い勝手の良い iPhone アプリがいろいろ出ているのも特徴です。友人の中には iPhone で撮って加工してアップしてコメントして、とすべてを iPhone でこなしているつわものも。

公式アプリは無料です。

友達のアルバムとかもここから見られます。

Flickr は今のところ英語のサービスです。でも日本でも人気があり、Flickr で検索するとたくさんの日本語の説明サイトがあるので、そう難しくはないと思います。

下 ↓ のサイトが分かりやすいです。

Flickrの使い方

私はしばらくは無料版を使っていたのですが使っているうちにその楽しさにはまり、2年位前から有料版にアップグレードしました。もういまやブログ状態ですが、楽しいです。

Flickr の公式サイトはこちらから






【文具】オルファ・カッター

日本の文具のすばらしさを実感したのは私の場合海外に出てからでした。ペンひとつとっても仕事が丁寧です。

でも日本を出て長年経つと身の回りのものもこちらのものが増えてきます。もちろんすばらしいものもありますしだんだん慣れてきたりもするんですが、それでもどうしても、個人輸入してでも買ってしまう日本製品があります。

そのひとつがこのカッター

いつものように、錆びてもないのに切れない某国製カッターにイライライライラしていた時にふと思いました。実家に昔からあった、あの黄色いカッターが欲しい。無性に使いやすく切れやすく、刃がなまればポキン、と折って新しい刃先を使えるあのカッター。

これこれ


でも「黄色い」以外になんのヒントもなかったので、とりあえずアマゾンにいってみました。そしたら意外にもあっさり見つかりました。オルファ、というちょっと英語っぽい会社製だったので、もしかしてこれこっちでも買えるんじゃないかなと思ってちょっと調べてみたら、日本の会社でした。それも「折る刃」から来た命名だそうです。足っクスみたい。こういうネーミング、好きです。

OLFA 一枚切カッター 「キリヌーク」  雑誌や資料の切り抜きに

1956年に大阪の青年(のちの創業者)が、(1)ガラスをガラス切りで傷をつけて割るように切断することと、(2)昔GHQ (戦後だなぁ。。。)から貰った格子状に切り込まれた板チョコレートを折るのを思い出して着想し、切れにくくなった刃の先端の部分を折って捨て、刃の次の部分を先端として使うようにするカッターナイフを提案、特許出願をしたそうです (Wiki)。

これも使いやすいのよ。それなのに200円いかない。

詳しいお話はオルファ社のサイトにて

また、オルファの製品には「たまごの黄身の色に近いあたたかみのある黄色を主体にした製品が多い」のですが、これは安全のため、道具箱の中でも目立つようにするためだそうです。





今回私が買ったのは、携帯にも便利そうなスリムなシルバー版。結局日本から買ったのですが、こっちのアマゾンでも根強いファンがいるらしく、たくさんの種類が売ってました。

Olfa カッター シルバー

数百円とは思えない存在感
怖いくらいにスパスパ切れます
この部分で刃を割るのかしら

米アマゾンのレビューも上々。カッターに凝る人ってどういう人なんだろう?と思ったら、趣味の創作などで使うみたいです。アート系の学生さんなんかが先生に勧められて、とか。

刃の換えもいろいろ売ってるので、刃だけ換えれば何十年でも使えます。(→ レビュー読んでみる)

Olfa 特集 (楽天)

あと、何気にこれ ↓ も昔よく使ってたのですが、Olfa 社製でした。「ベンリー」という名のナイフ・・・。


ベンリー

この昭和っぽいデザイン、今見ると妙に斬新です。


これも妙に切れ味いいです。米アマゾンでも「ふと気がついたら20年くらい使ってて、さすがに刃がなまってきたので買い換えます」とか、地味にファンが多いです。こういう100円くらいのものを使いやすく作るのってとっても大変だと思います。

ちなみにこれのちょっとモダンなバージョンも出ていて、こちらは磁石で冷蔵庫とかにくっつけられるそうです。


ゾーリンゲンとかもいいんですが、こういう庶民的値段で世界レベルに達してる会社ってなんだかかっこいいです。こういうところで働くのはきっと誇り高いんだろうな、と思いました。

【Facebook】考察

いきなりなんですが、これから始めようかと思ってる方の参考になればと思い、記録しておくことにしました。

*使い始め

Facebook というサービスを始めて知ったのは3年くらい前でしょうか。アメリカに住んでるのですが、当時仲良かった友人たちはメールをほとんど使ってなくて、携帯のメッセージ(ネット接続を通さずに携帯番号あてに送る SMS というテキストメッセージ)か Facebook かでのやり取りが主でした。

で、その友人たちグループの連絡網にFacebookが使われていて、アカウントを作らなければ連絡も取れない状況だったので言われるままにアカウントを作りました。


*実名か匿名か

日本ではネット上の世界で実名を使う事はほとんどないと思います。私も当然のように適当なニックネームとメルアドも捨てアドレス(そういう登録用のアドレスを持ってるので)を使って登録しました。

Facebook は実名でないと登録できないと思ってる方結構いるみたいなんですが、完璧な匿名も可です。捨てアドレスで登録すれば、メルアドから辿られることもないですし。ってそこまで秘密主義な人もめずらしいかもしれませんが、当時私にとって FB は未知の世界だったので念には念を入れて・・・。ちなみに私 mixi 使ったことないのですが(興味はあるんです。誰か誘ってください。)あれはどうなんでしょうか。

それにしても、アメリカ人の友人たちは全員が実名登録で、顔写真はもちろん生年月日や電話番号やメルアド、職場や出身校や宗教や性的嗜好(Interested in... で女性か男性かを選べる)、さらには誰と付き合っている・婚約している・結婚した・破局した、とかまでさらしてます。どんだけネットを信用してるんだ・・・。もうびっくりです。ここで、「あの子意外に右よりだったんだ」とか「あの人バイだったんだ」とか分かったことも。

*良いところ

さて、アカウントを作って友達も登録して、さっそく始めました。最初は何が楽しいのかと思いましたが、そのうちはまりました。こういう形で情報や写真を共有するのには今までになかったサービスだと思いますし、わざわざメールで「最近どうしてる?」とかやらなくてもお互いの近況が分かるのはいいです。また、何人かの友達と会話をするかのようにコメントをつないでいったり。熱心な人はほんと一日中すごい情報をやり取りしてます。私も多分一年くらいはかなり頻繁に使っていました。

また、友達の友達を辿って意外な人と再会できたり、音信不通になっていた旧友を探したりすることもできたのは大きいです。でもこれは実名が前提ですね。

*悪いところ

使ううちにだんだん友達も増えてきて、さらには「付き合いで」友達申請を断れずに、職場の上司とか、ちょっと微妙な関係の人とかまでがどんどん友達に。そうなると発信にも気を使います。うかつに仕事の愚痴なんか書けませんし、実際「FB に書いた事がきっかけで辞職に追い込まれた看護師がいるので気をつけるように」というメールが職場で回ってきたりしました。また、患者さんからの友達申請は受けないようにとも注意されます。精神科で研修していたときには特にトラブルが多かったらしく、口をすっぱくして言われました。

解決法としては私たちが使っていたように、グループを作ってその中だけで会話するというのもアリですが、これだと例えば友達A 友達B 友達Cに共有したい情報があるんだけど、ABC同士が知り合いじゃないとかいう時には困りますね。

さらに、かなりの頻度でスパムが来るのにもびっくり。それも友人のアカウントから私のWall や他の友人の Wall に一斉に書き込まれていたりして、共有のPCを使ったのかパスワード管理が甘かったのか、それにしてもこんなに簡単にハックされちゃうんだ、とますます不安に。

また、あるときは「非表示」にしたはずの情報が、突然公開されていたりしました。びっくりして調べてみたところ、FB の規約が変わったから(でデフォの公開に戻ってたみたい)らしいです。

*今の使い方

友人たちが主にFBを使ってる以上は、私も連絡に使ったりしますが、最近は個人的な連絡以外の発信はまったくしなくなりました。原因はやはり上司などが友達に増えすぎてしまったことが大きいです・・・。上司とか先輩に「友達申請させて」と言われてしまうと断れません。実名登録してたら、特にアメリカだと元夫とかそういう人たちにも探されてしまうんでは? とか思うんですが、気にしすぎでしょうか。

ちなみに私のアメリカ人元上司(女)はまったく気にすることなく、趣味のポール・ダンスの写真とかガンガン載せてます・・・。

まさにこんなの。すっごい写真です。ちなみに医師です。

*今後

これからはおそらくほぼ完璧にROM(読むだけで発信はなし)で、連絡用か近況を知る用途以外には使わなくなると思いますが、FB しか使ってないような友達がいる限りはアカウントは持ち続けるでしょう。

Google+ が 、「友達」だけではなく「知人」「家族」「サークル」のように分けられるようになったのは(FB も今は出来るようですが)その辺の事情もあるのかもしれませんね。もう少し私の友人たちが G+ に移行してきたら私もやろうかな~と思っています。



註: FB もどんどんあれこれ変えてるみたいですし、私も最近使ってないので古い情報かもしれません。他にも何か面白い情報があったらシェアお願いします。

【駄】スキーの危険性



BBCに載っていた記事です。

Chairlift mishap strips US skier


(リフトの「Mishap = 災難」 が アメリカ人スキーヤーを Strip する。ってそのままですが。)



アメリカのスキー場で、スキー客の1人がリフトに引っかかってしまい救出されたという記事です。

A skier was left dangling from a chairlift at an American resort after he became stuck upside-down with his ski trousers round his ankles. (記事原文)

この48歳男性、どういう事情かは知りませんがリフトに乗ってまもなく落ちそうになり、上下さかさまでリフトからぶら下がる形になってしまったそうです。

幸いにもスキーパンツ・スキー板が引っかかったので落ちずに済んだそうですが、救出されるまでそのままの格好で7分もの間ぶら下がっていたそうです。12フィート(3.6m)という微妙な高さですが、頭が下では7分間たいそう恐ろしい思いをされたのではと思います。幸い怪我はありませんでした。よりによって元旦の出来事でした。



( ↓ 写真)







コーヒー鼻から出るかというほど大笑いしてしまったのですが、なんの突っ込みもコメントもなく、普通~に BBC で全世界に配信されてました。


ていうかこれ2009年の記事なのですが今でも配信されてます。「US skier strip」とかでググってみると検索第一位だし。この人の尊厳って・・・


BBCはアメリカのニュースにくらべて公平性がある気がしてチェックしてるのですが、たまにこういう珠玉の記事が埋まってたりします。

【J.D. Salinger】The catcher in the rye(ライ麦畑)2

今までの話:【J.D. Salinger】The catcher in the rye(ライ麦畑)1


それ以来なんども読み直しています。特に何もかもうまくいかないような時に手に取ることが多いのは、無意識のうちにホールデンに共感してるのか・・・。


この本、英語が平易だといわれていますが、本当に読みやすいです。原作を読んではじめて、なんだかニュアンスが伝わりました。そういう本だったみたいです。例えば主人公が、

Grand.


と言い放つ場面があるのですが、これとか日本語でどう訳せばしっくり来るのか分かりません。訳本は訳本で味があるのですが、ぜひ。原作を読まれることをお勧めします。私もわざわざ娯楽のために英語の本読むの嫌なのですが、なぜかこの本は英語の方が読みやすいです。日本のアマゾンでもレビューがあり、英語で読んでる人結構いるようです。

→  
アマゾンのレビューを読む

いろんな人の感じ方があって、感想読んでるだけで面白いです。

また、原作を読んで思ったこと。題名の「ライ麦畑でつかまえて」ですが、原題は「The catcher in the rye」で、Catcher キャッチャーつまり捕まえる人です。


これは、最後の方で主人公が幼い妹に「将来何がしたいの?」(痛)と聞かれた際の答えに由来します。「崖の上にあるライ麦畑で子どもたちが遊んでる。その子たちがうっかり崖から落ちないように崖のふちに立ってて、捕まえる人になりたい。」といいます。で「The Catcher」なのですが、邦訳では「Catch me」つかまえて、となっています。

これがどうにも腑に落ちなかったのですが、人によってはこれを「主人公は自分もどこかに落ちそうになるのをつかまえてほしかったんだ、それを邦題はよく表してる」という解釈もあって、それも面白いと思いました。

The Rye Field (Aleksei Savrasov, 1881)


また、近年村上春樹による訳も出版されて話題を呼びました。その時は文庫がなかったのでやむなく買いませんでしたが、今は新書が出てるようなのでぜひ読んでみようかと思います。ちなみに村上訳は題名がそのままになっています。



ところで、村上春樹は海外で大変人気があります。それも、どちらかといえば Alternative な感じの層に支持されているようで、そういう本屋でよく売れているようです。私のお気に入りの本屋 Kramers(DCにある不思議本屋 ↓ )にも平積みされています。また、なぜか連邦崩壊後のロシア人若者に支持されているらしく、モスクワで平積みされてたのにはびっくりしました。村上春樹は全作(当時)ロシア語翻訳されてるとのことです。すごい人気です。

どこにもない本がみつかります。
素敵なカフェバーもついてます。


作者 J.D.Salinger は公の場に出ることを嫌い、1980年のインタビューで「書くのは好きだし、日常的に書くことはやめていない。だが自分のために書いているだけだ。私のことはそっとしておいてほしい。」と話したのを最後に田舎にこもったままでした。


Salinger  は 2010年に老衰で亡くなりました。91歳でした。去年ニュースを聞いたとき、これだけ気に入っているわりには本人がまだ生きてることすら知らなかったので動揺しました。なんとなく文学史の中の人のような気がしてました。

・・・ 発表以来60年近く経った今でも版を重ねている。累計発行部数は全世界で6000万部、アメリカで1500万部を超え、2003年時点でも全世界で毎年25万部が売れるという。」(Wiki)
The catcher in the rye  (講談社英語文庫) (Kodansha English library)


【J.D. Salinger】The catcher in the rye(ライ麦畑)1


1951年に書かれた本です。

子どもの頃あらゆるジャンルの本をむさぼるように読んでいた私は、読むものがなくなると両親の本棚の前に立って、手当たり次第に読んでいました。そのうちの一冊がこれです。

ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)
 

元祖 野崎孝(訳)だったけど、小学生の時に読んだときにはあまりよく分からず、少し成長した中学生になったときですらいくつかの場面が記憶に残ったくらいで、好きとか嫌いとかいう以前の印象の薄さでした。野崎訳はいいと言われるけど、それでも言い回しに吹き替え映画を見ているような違和感が残ったし・・・

それだけピンと来なかったのになんでそんなに読み直したのか自分でもよく分かりませんが、何度も何度も読みました。この本は有名だったので(ジョン・レノンの射殺犯やレーガン元大統領の狙撃犯が捕まったときにこの本を持っていたことでも知られています)、何かの折にまた耳にしてはまた手にとって読んでました。

ところで私の手元にある本は、今売ってるのと装丁は一緒なんですが、絵がついてます。

これ ↑


この小説に負けない絵をみつけるのは至難の業だと思うのですが、なにやらすごい存在感です。と思っていたら、なんとピカソの絵でした。ピカソって落書きを見るとそのすばらしさに舌を巻きます。なんかライセンスとかが切れて絵を載せられなくなったのかな。

その後、ひょんなことでNY に住みはじめました。で、マンハッタンのセントラル・パークやミュージアム近くに行くたびに「そういえばこのあたり、あの本に出てきたなぁ」と思い出すように。それで本屋に行ったときに手にとってみました。10 ドルくらいの ごわごわした原著。


The catcher in the rye




で、やっとキました。なんだこれ、と思いました。圧倒されました。

【タニタ】勉強用 振動タイマー

文字通り、振動するタイマーです。ボタン電池なのでびっくりするくらい小さく軽いです。USB ドライブの2倍くらいです。

こんなの。


資格試験用に何年も前に買って以来ずっと使っています。目標の試験は1コマ60分なのですが、60分で使うことよりも集中力を保つ練習をするために「これから45分はネットサーフしないで勉強する」とか「洗濯が終わるまでの30分は脇目もふらずに集中する」とかそんな感じで使うことが多いです。

携帯を使ってもいいのですが、携帯は携帯でしょっちゅうメモをしたりカレンダーをチェックしたりで使ってるので、わざわざ別にしました。あと、携帯の(1)アンロック (2)アプリを選択 (3)タイマーを設定、というプロセスが、スキマ時間にちゃちゃっとやりたいときには微妙に面倒なのです。実際こっちにしてからかなり頻繁に使うように。

頭の中で「はじめ! ・・・・ 終わり!」という風に区切れる方はいいのかも知れませんが、私は集中するときは時間を気にすることなく集中したいので、こうして外から教えてもらうツールが必要なのです。

普通のタイマーとの違いはやはり、振動(バイブレーション)か音かを選択できることだと思います。音が出せない環境ではありがたいです。サイズはとっても小さいです。また、タイマーを使わないときには時計を表示することもできます。こういった選択をどれも1ボタンで切り替えられる簡単さは結構重要です。あと、もう数年使ってるけど電池全然なくなる気配ありません・・・。バックグラウンドで時計ずっとつけてるのに。

欠点は、ボタンの上の透明のカバーが微妙な角度までしか開かない(150度くらいでしょうか)ために、カバーをひっくり返してスタンドみたいに使うことが出来ないことです。ここが改善されるととても使いやすいと思うんですが。ストラップをつける穴もついています。とっても小さいのでストラップでどこかに付けておかないと、カバンの中とかでは探すの大変かもです。

一時期、外で Nomad 作業をすることが増え、周りへのエチケットとして振動グッズを揃えました。それも小さなものばかり。振動する腕時計も持ってたりするのですが、腕時計よりこっちのタイマーの方が時間の設定が簡単なので、昼間はなんとなくこっちを使うことの方が多いです。一応キッチンタイマーとして売られてたりしますが、自閉症の子の療育や聴覚障害のある方などに使われることもあるようです。図書館やカフェで勉強する時や、時間を区切って仕事の効率化をはかりたい時にいいかもしれません。

音が出ない(振動する)腕時計アラームのリンク

タイマーを使って「集中」モード! シンプルな生産性向上のススメ (お勧め記事)

【極小】ダイゴー手帳

さて、突然ですが私は小さいものが大好きです。効率的に使うことの出来る最小・最薄のサイズを求めて、探す手間は惜しみません。

手帳なんですが、ここ数年はミニ5穴というややマイナーなサイズのシステム手帳を使っていました。このサイズの前はもっとメジャーな、一回り大きいサイズの(それでも小さい)を使ってましたが、ポケットに入るサイズの手帳でなおかつバインダー式というとミニ5穴が最小だったのです。



銀座ITOYAで買ったAshfordの革のブラウンです。何年か前ですがこのサイズは2個くらいしか選択肢がありませんでした。いい革で何年経ってもへたれません。

ところが、新しい仕事ではカバンを持ち歩くことがほとんどありません。ポケットに入るものがすべてで、しかも女性の服にはポケットがついてないことがほとんどですので、上に着るもののポケットに頼るしかありません。

そうなると持ち歩けるものにも限りが出てくるので、もともと小さいものが多かった私の持ち物もさらにリストラされました。ミニ5穴すらもかさばるので却下、さらに仕事のシフトスケジュールはオンラインでiPhoneで見るものになったので、自分でスケジュールに書き込むようなこともあまりなくなりました。日・週単位の予定はマンスリーで十分です。

で、探した挙句、おそらく世界最小 d(゚∀゚)  のマンスリー手帳を見つけました。地方の量販店の文具コーナーに雑においてありました。




最初はマグネット式のしおりかと思いました。そういうコーナーに置いてあったし。
で、「これは」と思い手に取ると、税込み315円のシール。迷いもなく購入しました。

ダイゴー社製 アポイントE1109

とあります。

しゃれっ気も何もないです。あまりのデザインに、思わずもらいものの名前シールを貼ってみましたが大して変わりません。


でもうれしいほどぺらっぺら。サイズはiPhoneとほぼ同じで、タテ型にぺらりと開くと見開き1ヶ月になってます。中はこんな ↓。黒赤の2色刷り。


でもこれが、なぜか異様に使いやすいのです。糸綴じになってるのでパタン、と開き常に平らな状態で書けます。また今まで一ヶ月を縦に見ることに慣れていなかったのですが、時間ではなく日や週にまたがる予定の多い私のスケジュール管理には合っていたようです。

 

あと、紙質の良さもうれしいです。なんだか知りませんがさらさらと書けます。

後ろには結構なメモのスペースがあるので、そこに職場で使うアクセス情報などを(自分なりに暗号化して)書き込んでいます。

今の月のページを一度で開けやすくするために、月が終わるとページの端を切り落としています。どこかで知った技なのですが、これで見なくても指先だけで今月をパカっと開けられます。付箋が似合わない薄さなのでこれでいいかなと思ってます。

ちなみにネットでも買えるかと思って検索してみたら、Amazonや楽天、Yodobashiなどのオンラインショップで普通に買えました。「ダイゴー E1109」と検索すると出てきますが、YodobashiとAmazonはなぜか品切れが多いので、私は楽天で毎年買っています。

ダイゴー E1109

季節商品なので、3月頃にならないとオンラインでも出てきません。Amazonでも販売時期は短期間ですぐになくなりますので要注意。私は3月頃にアラートを付けていて、そこで発注するタイミングにしています。

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追記:約10年後、再び愛するダイゴー手帳について語ります 笑
ダイゴー手帳(続)
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ちなみに気になる仕様は ↓ 。

4月始まり 仕様

  • 4月始まり手帳・ベーシック・月間・B8変形薄型・、縦開き
  • 本文:48ページ(月間予定表・横罫・住所録・付録C・パーソナルノート)
  • サイズ:112×63(中身)
  • 表紙 :黒表紙・PVC

なめし革とかじゃなくてPVC (;^_^A なんですが、300円ではいたし方ありません。

ちなみにダイゴー製だそうです。Ashfordでもなく、能率手帳でもなく、モレスキンでもなく、ダイゴー株式会社です。聞いた事もありません。

でもこういう地味でもニクい仕事をする会社、B級文具er (私の造語です)としては気になります。

ちょっとWiki ってみると、「日本の文具メーカー。ビジネス手帳やダイアリーなどを手掛け、その業界では大手[要出典]である。」とありました。1944年に紙工株式会社として始まり、製造業: パルプ・紙を主に手がけてるようです。道理でいい紙使ってるわけです。

本社は大阪、東京支店は「台東区寿」にあり、製造は「奈良法隆寺工場」というのも渋いです。Strong work, ダイゴー。

追記:約10年後、再び愛するダイゴー手帳について語ります 笑
ダイゴー手帳(続)

ダイゴー株式会社