【DIY】ペンキ塗りツール(一般編)

 さて、今回はペンキを塗るにあたって最低限必須だと思われる道具をご紹介していきます。これは例えば壁に限らず、家具を塗る、等でも同じかと思います。



前回は寝室のゴールド壁を塗るために、梯子を調達したところまででした(ペンキ塗りツール(梯子)のお話)。


1)ペンキ塗り初心者用キット

梯子を買った後は、とりあえずどんなものが必要なのかよく分からなかったので、ペイントキット的な、ブラシやローラーやトレーがひとまとめにセットになっているものを買いました。


Paint Roller Kit  


これらはプロのペンキ屋さんが使うには物足りない質のものなのでしょうが、ペンキ初心者には十分すぎるほど、というかローラーなどはなかなか壊れるものでもないので何度も使えます。ただ、あまりに安売りされているものは、よく見るとブラシの毛並みが荒い気がしたり、とそれなりの質なのが分かったりします(;^_^A  

私はとりあえずこの初心者キットではじめて、そのあと必要に応じて別のブラシやトレーを追加していきました。

ちなみに、ペンキ塗りも数回を経た今では、少し高め(1本10ドルとか)の王道と言われる刷毛ブラシを使ったりしています。ローラーはきちんと洗っていても 1-2回使うとどうしてもゴワゴワしてきたり、前のペンキの ”ふけ”が出てきたりするので、破棄して新しいものを使うことが多いです。

あと、これとは別に、ローラーブラシに取り付けられる延長ポールを買いました。



これです。大抵のローラーにはポールを付けられるような溝が付いているので、それを差し込んで使います。




 壁でも床でも天井でも使います。チビの私にとっては必須ツールです。また、体からローラーが少し離れることで、力の加減がしやすく、よりムラのないスムーズな仕上がりになる気がします。また、腰にも大変優しいです・・・



2)マスキングテープ

また、最初にたくさん必要になるのはマスキングテープです。これは、塗るべきエリアのすぐ外に貼り、ペンキが周りの部分に付かないようにするためのテープです。




こちらでは ↑ の青いスコッチ社のものが有名ですが、ホムセンではゴリラ社や他の会社のものも売られていたりします。

見ただけでは性能が分からない&長さや幅もどの程度のものを選べばいいのかさっぱり分からなかったので、私は例によってAmazon の Masking Tape 部門でベストセラーだったこちらのブルーテープをいくつか購入しました。一番売れているってことは、これが一般的な長さ・幅なんだろうな、と思い・・・

また、友人に一押し!と勧められていた、あらかじめペンキハネ防止用のビニールシートが付いているタイプのテープも何個か購入しました。




↑ これです。これ、今まで存在を知らずにいたのですが、普通のマスキングテープのように使うのですが、テープの部分が蛇腹のように折りたたまれたペラペラのビニールシートとくっついています。

テープを一面に貼り終わったら、ビニール部分をパタパタと広げていくと、マスキングと床の保護が一度にできてしまうという優れもの。

これ、ビニール部分がテープに貼りついたりして慣れるまでは使うのに少しコツがいりますが、ペンキ塗りにはなくてはならないツールだと思います。



ちなみにマスキングテープはなるべく塗る予定のペンキとは対照的な色を選ぶといいと思います。

うちには ↑ のクリーム色タイプのマスキングテープもあるのですが、白っぽいペンキだとマスキングテープが目立たなくなってしまいます。例えば剥がすときに少しだけテープ部分がちぎれて壁に残ってしまったり、ということがあるのですが、白っぽいペンキに青いテープだと、はがし残りなどがはっきりとわかります。それもあって大方のマスキングテープは青や黄色など、あまりペンキ塗りでは使われにくそうな原色なのかもしれませんね。

3)プラスチックシート

さて、うちは塗る予定の壁がカーペットに接していたため、まずこのビニール付きマスキングテープでマスキングし、ビニール部分を広げた上に青いプラスチックシートを重ねておいて床をカバーしました。

こんな普通の防水シート ↓です。雨漏りとかトラックの荷台なんかにも使われる、こちらでTarpと呼ばれるものです。アウトドアストアで買うと結構なお値段するので、TargetやWalmartといった普通のお店で買った方が安いと思います。うちはTargetで一番大きいサイズを買いましたが、10ドルちょいだったような。



このシートは防水であれば何でもいいと思いますが、相当にペンキが付くので、ピクニックシートなどその後も使う予定のあるものは避けた方がいいかもしれません。

また、サイズですが実際にペンキ塗りしてペンキがはねると思われる範囲よりもずっと広い範囲をカバーできるようなものがいいと思います。特にカーペットの場合は、それこそ部屋中をカバーできるサイズがあれば最適だと思います。

これはなぜかというと、ペンキ缶やトレー、ローラーやブラシなどを置くエリアが必要なのと、靴下や梯子の足にペンキがいつの間にか付いていて、カバーされていない部分を歩いた後にペンキがカーペットに付着していることがあるためです。そういったことを避けるためにも、ペンキ塗りをしながら途中で部屋の出入りをしたりする動線上もすべて防水シートで保護するようにしましょう。

塗りたいエリアよりも大きいサイズのシートであれば、折りたたんだりして使えますが、小さいサイズのシートを何枚かつなげて使うことはできれば避けるといいと思います。これは、ペンキが複数のシートの境目から床に漏れることがあるためと、上を歩いたり梯子を動かす際に滑ったりズレたりして危険なためです。ペンキ缶を持ったまま滑ったり、梯子が滑ったりするのはとても危険です。シートは使い道が沢山あるものなので、ここはケチケチせずに大き目のものを用意しましょう。

ちなみに私が購入したのはTargetのこのTarpです(リンク)。調べた中では格安で、厚すぎないので折りたたむのも保管も簡単で、キャンプや家具の移動などにも重宝しています。

【DIY】ペンキ塗りツール(梯子)

 前回の続きです。


さて、壁を塗るぞ!と決めたものの、道具らしい道具が何もありません。なんせ以前までは小さな賃貸アパート暮らし、DIY用具も必要なければ保管スペースもなかったのです。

この金の壁をベッド搬入前になんとかしたいと

とりあえず、Amazonと近所のLowes(こちらのホームセンターチェーンの大手です)にて、必要かな?と思われるものをそろえてみました。


とりあえず揃えてみたもの

そして気が付いたのが・・・「上まで背が届かない」。梯子が必要! ローラーで塗るにしても、天井との境などはブラシで丁寧に塗らなくてはいけませんが、梯子がないと届きません。そもそも、ペンキ以前にマスキングテープから貼れません。

というわけで、まず大きな出費が梯子でした。いやぁ梯子ってずいぶんお高いんですのね・・・値段を見てびっくりしました。

うちはアメリカでは標準的な高さの天井なので、特別な梯子は必要なかったんですけれど、それでも 8ft(240センチくらい)の梯子は最低限必要でした。普通のアメリカの家でしたら、8ft の梯子でほとんどのことはできるかと思います。

これです。天井のライトにも軽々届きます。

標準的な高さの壁を塗るには、この高さがどうしても必要になって来ます。

最初はLowesやHome Depot(別のホームセンター大手です)に実際に梯子を見に行ったりしたのですが、そこでまたハタと気が付いたのが「車に載らない」ということでした (;^_^A

うちは車はセダンとSUVの二台があるのですが、この長さの梯子はまず載りません・・・というわけで、ここは便利にネットでポチって、配送料無料で玄関まで配達してもらいました。

(あとで知ったのですが、どこのホームセンターでも店舗で購入したものを運ぶ用に、ピックアップトラックを無料貸し出ししていたようです。でも夫は面倒がるだろうし、私は運転怖いし、ということで、どっちにしてもネット購入だっただろうな~ お店より割安だったし)

私が調べに調べて購入したのは、Costco製の、


Cosco 8-Foot Signature Series Step Ladder

というアルミ製の梯子↑です。私なりのこだわりとしては・・・

1)重量:

このサイズになると、軽量なアルミ製でないと私の力では移動や設置がまず不可能です。しかもうちは階段が多いので、現実的に考えて私の力で持ち運べるのかどうか、ということをまず第一に考えました。

横にハンドルが付いていて、畳んだ後持ち歩くのも便利です。

うちは夫は体格はいいものの、DIYに全く興味がなく (;^_^A  大体私が一人であれこれやっているのがデフォです。そのため、夫に頼らず、小柄な私一人でも扱い可であるということがまず第一条件でした。

この梯子は22lbsだそうですが、そう言われてもあまりピンときませんよね。さらに、このように大きく嵩張るタイプのものは、重さだけでなく持ちやすさ、持った時の体の感覚、というのも重要です。ですので私はホームセンターに赴き、実際に持ってみたり、開いてみたり、もしてみました。

ちなみに例えば屋外など不安定な環境で作業をするようなプロ向け?か、ずっしりと重い梯子もありました。確かに風の強い中で屋根に上る、などという場合は、軽さよりも安定感が一番大事ですよね。

例えばあまり階段がないお家にお住まいで、体がしっかりした人で、屋外の作業でも使いたい、という場合には、細身のこのタイプよりも、多少重さは犠牲にしてもずっしりしたタイプの方がいいかもしれません。

2)値段:

梯子、高いです。8ftともなると、ハイグレードのものは数百ドルになることも。ですので、安めのCostcoブランドのモノに落ち着きました。Costco製梯子は3段くらいのステップスツールを台所周り用にすでに持っているのですが、それが意外にしっかりしていて重宝していたのもあり、Costco製品には安心感がありました。また、あちこちのサイトで評価が軒並み高かったというのも重要でした。





3)デザイン:

これはそれほど重要でもなかったといえばなかったのですが、引っ越したての頃はペンキ塗りの他にも、天井のライトを付け替えたり、壁に何かを飾ったり、と梯子が常に家のどこかに出しっぱなしになっている状態がほぼ半年ほど続きました。

また、このサイズの梯子となると、ガレージ内でも見えないように片付けるのはほぼ不可能かな、ということもあり、あまり蛍光色で目立つものではなく、その辺に置いてあってもそれなりにおさまりのいい(?)と思われるシンプルなデザインのものにしました。これは実用性とは関係なく、単に好みの問題かと思います。

「Ladders」の画像検索結果
これらも人気のある梯子ですが、部屋の中に置きっぱなしになってるとさすがに存在感があります

この、Costco 8ft Ladder は最初の半年ほど使いに使い、その後は普段はガレージの床に立てかけておいて、たまーに使うという感じです。最近ペンキ塗りでまた使いました。特に問題もなく、おそらくこれから何十年も使うことになるかと思います。とても満足している買い物の一つです。

ただ、普段もっとよく必要になる高さのために、その後 6ft の梯子(今度はGorilla社のもの)を追加購入しました。こちらは当然ずっと軽く短いので小回りが利くため、普段からクローゼットに置いておいて気軽に部屋から部屋へと移動しています。あまりDIYはやらず、普段の電球交換や壁のデコレーション交換程度、という方はこれ一つで充分かと思います。
テープ・糊などで有名なGorilla社のものです。

条件的には8ftの時と同じ感じ(こちらの梯子は常に家の中に置いているので、デザイン等はこちらの方が重要かも)です。

Gorilla Ladders 5.5 ft. Aluminum Hybrid Ladder 

こちらの梯子は偶然ホムセンで安売りしているのを見つけて、お店で買いました。車にも載りますし、私でも片手で運べます。使用頻度としては一番多い梯子です。

さて、ペンキ塗りの話のはずが、梯子談義で終わってしまいました。でもこういうツールの選択って、DIYの成功にはとっても重要だと思うんですよね。これからも、Keyツールについてはディープに掘り下げて検証していこうと思います。

それではまた~

【DIY】一番最初のDIYは・・・ペンキ塗り

 こんにちは。

さて、新しい(中古ですが(;^_^A)家に引っ越してきてから、まずしたかったことは、壁のペンキ塗りです。

この家の以前の持ち主は、大層派手なご趣味をお持ちの老婦人でした 笑。家具も大変きらびやかな(でも高価そうな)ものばかり、カーテンも何層にもなったビクトリア貴族風?(よく知らないけど)で、おそらくこの家がなかなか売れずにいたのもその辺の影響もあるのかもです・・・

それはともかく、家主が引っ越した後は当然家具もすべてなくなったわけですが・・・寝室の壁が金色に塗られていました 驚  家が空っぽになるまで、ゴテゴテの家具の存在感がありすぎて気が付きませんでしたが、寝室の壁と、造り付けの棚の背景?が、なんとキラッキラ☆のゴールドで塗られていました・・・

見よこの光り輝く壁

よく見るとコンセントのカバーも上から同じ色で塗ってる・・・

うちは引っ越しのタイミングが前の家の賃貸契約とうまく合わず(段取りが悪いだけ・・・)、なんと3か月もの間、賃貸にも家賃を払い続け、新居のローンも払うというダブル出費の期間がありました (´;ω;`)。

でもそのおかげ?で、新居の鍵が手に入ってから引っ越しをするまでに余裕があり、しかも賃貸と新居の間も車で30分程度の距離だったので、家具など大物を搬入する前にこうしていじる期間を取れました。

この部屋は引っ越したらその日から寝る予定だったので、引っ越し前に塗ってしまおうと思ったわけです。

しかし当時はDIYの経験がほとんどなかった私は、最初は業者を頼む予定でいました。ところがその話をこちらの(日本人の)友人にしたところ、「ペンキ塗り程度だったら自分でできるんじゃない。周りみんなやってるよ」と言われて開眼👀

さっそくまずはペンキの種類や必要な道具を調べるところから始めました。

(長くなりそうなので続きはまた今度)


【ウクライナ】アーノルド・シュワルツェネッガーのこと

 ロシアのウクライナ侵攻が始まって1ヶ月近くが経ってしまいました。

私は通常の人よりもこの手の世界情勢に敏感なところがあると思います。

それは過去に紛争地域で働くことが多かったこともあるのかなと思っていたのですが。

今にして思えば、逆に子供のころからそういうことに人一倍繊細だったから、そういう仕事をするようになったのかもしれませんね。

とにかく今でも毎朝「停戦合意してないか・・・」まっさきにニュースをチェックしています。頭のどこかにいつもズーンと重くのしかかっている感じです。

そんな中、元カリフォルニア州知事にもなった、アーノルド・シュワルツェネッガー氏が、ロシア人に向けて発信した動画が話題になっています。


ロシア人の皆さんに向けたメッセージ(A message to the Russian people)

(恐らくロシア側から?)違反報告が相次いだようで、再生しようとすると何度も警告が出ますが、続ける、とクリックしていけば普通に再生できます。

和訳が付いている完全版はなかったので、英語版(ロシア語字幕付き)です。10分弱なのですが、これはぜひカット版ではなく、最初から最後まで通して見ていただきたい。

また、この動画の再生数が増えること、いいねをする人が増えることで、私たちにも意思表示ができます。どんどんシェアして、少しでも多くの人に見てもらいたいです。

この動画、素晴らしいです。いわゆる「ノビ太=ウクライナ」に寄り添う論調がほとんどの中、「ジャイアン=嫌われ者ロシア」に対して、これ以上の向き合い方はないと思います。

Russophobia(ロシア嫌い)という言葉に代表されるほどの世界からのバッシングの嵐の中、「君たちが大好きだから伝えてるんだ」と敬意と温かさを持ってロシア人に寄り添い、「でも悪いことは悪い。それは知らなくちゃいけない。」と訴えかけるところ。素晴らしい。

また最後の最後に、ロシアで自分や家族の身を危険にさらして抗議活動をするロシア人への言葉にも、すごく心がこもっていました。

北風と太陽で言えば、太陽になれること。簡単なようで難しい。


ウクライナのこと

 ロシアがウクライナに侵攻しました。毎日ニュースでは目を覆うような映像が流れてきます。

Ukraine at War By Economist

少し前にあったアフガンの混乱の時も絶望感が大きかったのですが、今回はまた別の意味で思うことが多いです。

日本でもアメリカでも、少し対岸の火事的な扱いというか、やはり陸続きのヨーロッパとは危機感が違う気がします。

でもこの状況を許してしまうと、国際秩序が崩壊します。今のところ寄付などしか出来ていませんが、常に自分にできることは何か、考えるのを忘れずに行動していきたいと思います。

動画:ウクライナに残る父親と脱出する娘の別れ

ウクライナでは現在18歳~60歳までの男性は出国禁止令が出ています。総動員令といって、要は男性はみんな武器を持って国を守れ、ということらしいです。


自分の家族にこんな事態が降りかかったら・・・と思うと、身を切られる思いです。

何もしないでいると心が折れそうなので、少しでも行動(このブログでのアウトプットも含まれます)していこうと思います。

0と1は、ほとんど同じようでいて、決定的に違うと思うのです。