「アメリカでDIY」ブログ引っ越し

こんにちは。

北半球は冬ですが、どことなく春の兆しも見えてきた気がします。きりっとした冬も好きですが、一斉に明るい黄緑が芽吹く春は大好きです。花粉以外は・・・

さて、私はアメリカで築20年くらいの中古のタウンハウスに住んでいるのですが、今までアメリカでは賃貸しかしたことがなく、持ち家となった途端に何をしていいのか・すべきなのかがさっぱり分からず苦労しました。


そこで、今の家で補修やメンテナンスなどを行った記録を別ブログ「アメリカでDIY」で細々と記録していたのですが・・・

もしかして近々別の国に引っ越すかも?という話が出てきたので、「アメリカで」の限定DIYブログではなく、引っ越し先でもDIYブログを続けられるようにこちらの雑記ブログにDIY部門も引っ越ししてしまおうかと思います。

なのでこれから突然DIY関連の投稿が増えますが、悪しからず (;^_^A

一応、DIYブログでの自己紹介記事を置いておきます(↓) 記事を引っ越しし終わったら、DIYブログは削除しようかと思います。

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「はじめまして」

アメリカのほどほどの地方都市郊外に住んでいる40代女性です。築20年くらいの家(とはいってもタウンハウス、いわゆる集合住宅です)を購入し住み始めたのをきっかけに、家の中のこまごまとした修理やDIYなどをするようになりました。

もともとそういう作業自体は好きな方でしたが、まさかここまでいろいろと自分でできてしまうものだとは・・・と、我ながら驚きです。

自分のDIYの経験値が上がっていくにつれ(とは言ってもまだまだ新参者なのですが)、それぞれの経過を記録しておきたい、と写真などを撮るようになりました。そういった写真がたまっていくにつれ、Before Afterの写真を整理したい、あとは後々また参考にしたくなりそうな修理(トイレや蛇口の水漏れなど)の経過を記録しておきたい、等と思うようになり、こちらのブログを開設することにしました。

DIY初心者の日本人が、アメリカの家を、アメリカのツールを使って、色々といじっていく様子を記録していくだけのブログです。似たようなDIYをしている方からのインプットも期待しています。

それではどうぞよろしくお願いします。




北京オリンピック

冬季北京オリンピックが開幕中ですね。オリンピック好きな我が家もアメリカから毎晩見ていますが・・・

【あなたは誰?】


誰がどこの国の誰なのか全く分からない!! スノボなどは、みんな赤いウェアに赤いゼッケン、黒いヘルメットに、顔全体を覆うゴーグルで、国旗とかもぱっと見分からないし。


結局誰が誰なのか分からずに見ていることが多い気がします。ながら見をしてるというのもあるのかもですが、スピードスケートなども似たような色のウェアの選手がせめぎ合っていて、よく分からない。

せめて、オレンジ=オランダ、赤と青=アメリカ、みたいな感じで、一目で分かるような色にしてほしい・・・



コロナもあって顔も覆ってしまっているので、ますます分からない。せめてゼッケンに国旗付けるとかしてほしい。


【 平野歩夢選手】

冬季オリンピックは夏季に比べて、見ていてハラハラする競技が多い気がしますが・・・その中でも感動したのは平野歩夢選手のハーフパイプでした。Liveで見ていたのですが、第二ランでコメンテーターが絶賛した直後に出た信じがたい低スコア・・・

でも何よりもびっくりしたのは、その間違いとしか思えない低スコアに対するコメンテーターの罵詈雑言 笑   スポーツコメンテーターというのは概してカジュアルなものですが、それにしても聞いたことのないようなコメントが飛び出してびっくり。自分が絶賛し太鼓判を押したプレーに対して低スコアが出たのですから、自分の判断の正当性を守るという側面もあったのでしょうが・・・それにしてもすごかった 笑




正確な内容は覚えていませんが、要は「ジャッジ、馬鹿なんじゃないの?!」「自分はこの仕事を長年やってきてる。最高のランは見れば分かる。これはあり得ないスコアだ!」的なコメントが延々と・・・しまいには大人の事情?で突然CMに切り替わってまたまたびっくり。

少し落ち着いて出てくるのかと思いきゃ、CM後も「頭おかしいんじゃないの!?」という感じで延々と続いていて笑ってしまいました。しまいには2回ほどCMを挟み、その間もSNSなどでは同様のコメントが続き・・・

そんな中でも冷静に最終ランで最高得点をたたき出し、無事金メダルを獲得した平野選手。引退なのに振るわなかったショーン・ホワイトの大きなリアクションに比べて、落ち着いた平野選手のふるまいには感動しました。どんなにか悔しかっただろうに・・・

平野選手のコメント:
「スノーボードのジャッジの基準として、どこを見ていたのか説明を聞くべきだと思う。競技やっている人は、命張って、リスクも背負っているので、そこは選手のためを思って、整理させた方がいい。スルー(放置)しない方がいいと思う」

とのこと。

AI時代到来ともいわれるこの時代ですし、人間が目視で審判をするという絶対にミスが起こるような審判よりも、機械的な判定に重きを置くような変化が必要になってくるのかもしれませんね。


周りの大柄な選手に囲まれ子供のように小さく見える平野選手ですが、最終的に金メダルを取った姿、最高に素敵でした。


日米の学校比較:給食

 さて、突然ですが日米の学校比較シリーズをやってみようと思います。うちはまだ小学生ですので、あくまで小学校比較ということで・・・

現在アメリカの現地校に通う子供がいるのですが、私は自分は日本生まれ日本育ちで日本の小学校しか経験がないのでアメリカの学校の常識に驚くことが多々あります。その差について、徒然に記していこうかと思います。

【アメリカの給食】

大きく違うと思うのが給食です。アメリカの学校では、お弁当を持参する子と、学校のカフェテリアで支給される給食を食べる子がいます。給食を食べる場合は、家庭の所得により無料になる子もいれば3ドル弱の支払いをする子もいます。

このアメリカ給食・・・噂には聞いていましたが、とにかくひどい!!





いかがでしょう。このなんともマズそうな給食・・・日本だったら刑務所でも出ないであろうと思われるほどの内容です。

我が子は入学当初からお弁当なのですが、周りの子が食べる給食を見て「カフェテリアで食べたい!」と言い出し、お試しで食べさせてみましたが・・・「ミルクがパープル(驚)だった!甘くて美味しかった!」(基本ミルクはストロベリーミルクなど甘いものばかり)「チップスが出た!」などと目を輝かせていました。



ただ、毎日毎日「ホットドックとリンゴとチョコミルク」「ピザとチップス」のようなものばかりで、親としてもこのメニューどうなのよ (-_-;) と思うものばかり。

「今日はピザだったよ(毎週ピザが出る)」「野菜は?」「うーん・・・フライドポテトかな?」(それは野菜とは言わない!)という感じで、結局本人もほとぼりが冷めたら「お弁当の方が良い」とのことで、今はお弁当です。

【コロナ禍での給食】

コロナで困窮家庭が多くなったせいか、去年も今年も給食は全生徒無料という太っ腹政策を打ち出したうちの学区。ランチだけでなく朝ごはんも出るのですが、どちらも無料で、しかも予約などはいらず、当日いきなり「今日朝ごはん食べまーす」「ランチも食べまーす」というのが可能・・・。

つまり「昨日は150人食べたけど、今日は100人しか食べなかった」というようなこともありうるわけです。こうなると気になるのはフードロスですが・・・給食室できちんと材料から調理する日本の給食システムでは成り立たなそうですが、アメリカの給食はほとんどすべて冷凍食品なんだと思います。しかも、毎週ほとんどメニューが変わらない。ホットドッグ、メキシカンタコス、ピザ、ハンバーガー、マックアンドチーズ(マカロニに生クリームとチーズがかかったもの)、というのを毎週繰り返してる感じ。



なので、今週余った分は来週に回す、ということが可能なのかもしれません。子供曰く、新鮮な葉物野菜が出ることはほぼないようで、出るとしたら生の人参やリンゴなど、日持ちのするようなものばかり。まぁそれでもフードロスは大量でしょうが・・・

そもそも、日本のように「ちゃんとみんなで最後まで食べようね💛 」という雰囲気はなく、トレイにある食べたいものだけ(ピザとチョコミルクだけとか)を食べ、食べたくない野菜などはその場でゴミ箱にドサッと捨てていきます。リンゴなどは丸のままゴロンと出てくるので、歯がまだ生えそろっていない低学年の子などには食べにくいようで、ほぼすべてゴミ箱行き・・・



給食については、アメリカの完敗です。日本の給食は本当に素晴らしい。

ちなみに、お弁当持参の場合も、日本のようなお弁当は稀です。ピーナツバターとジャムのサンドイッチとチップスのみ(なんで食事にチップスが出るのかほんと意味不明)とか、冷凍の肉まん一個という子も。

また、Lunchablesという箱入りランチがスーパーに売っているのですが、これを一年間ずっと毎日持ってきていた子もいました。


大体ハムチーズクラッカーとスナックが入ってる

アメリカでこういうひどい食習慣を毎日体験しながら大人になる子供たちが心配になります。低所得者ほど肥満が多いのにはこういう事情があるんだなと痛感します。

以上、アメリカの小学校の給食についてでした!

それでは~





【動画】チンパンジーと老教授

 オランダの動物園で、Mama と名付けられた59歳のよぼよぼお婆ちゃんチンパンジー。

年老いて死期が近づき、飲み食いもしなくなったそうでぐったりしています。Mama が幼いころ(1970年代)世話をしていたという行動生物学の老教授が、最後のお別れに久しぶりに会いに来た時の映像だそうです。

老教授に気が付いた Mama の反応がたまりません。歯のない歯茎をむき出しで愛情を表現していて、霊長類と人類の近さを感じます。

Jan van Hooff visits chimpanzee "Mama", 59 yrs old and very sick. Emotional meeting - YouTube 



【駄】Bluetoothの語源

 こんなの(↓)見つけた。





Bluetoothという無線通信の由来。

1,000年以上前にデンマークとノルウェーを平和に合併した古代の王様の名前だったという話 驚。

この Harald という王様、神経が死んだ歯が青っぽくなっていたので、デンマーク語で Harald Blåtand(英語でHarald Bluetooth)「青い歯のハラルド」と呼ばれていたらしい。王様なのに結構失礼・・・

このBluetoothという通信システムを開発している間、「いろいろな規格のものをスムーズにつなげるもの」みたいな意味で仮の名前として呼んでいたそうな。いざ正式名称を付ける段になったら、使おうと思ってた名前はもうすでに使われてたりして、なんとなくそのままBluetoothで通ってしまったらしい。



こういう雑学大好き。北欧の方の歴史とかって全然なじみがないからよく分からないけど、いろいろ調べたら楽しそう。



続【5年日記】10年後・・・

 以前、5年日記を買った、という記事を書きました。

前の記事:【5年日記】はじめました

この記事を書いたのはかれこれ10年ほど前。その後、予想通りこの5年日記はすっかすかのまま終わりました。

ところがその後、予想に反して高齢出産をすることになり・・・

子供が産まれてから、また新たに5年日記を始めました!

これは自分のためというよりは、子供が大きくなった時の思い出として書いているものです。妊娠中(0歳)から書き始めて、現在子供は8歳。2冊目が終わりそうなところです!



今まで日記を書こうと買っては続かず・・・ということを繰り返してきましたが、愛しい我が子のこととなると続けられるものなのですね💦 とは言っても、毎日書いているわけでは全然なく、頻度としては数週間に一度、あるいは数か月ずっと空白な時もあります・・・でもこのゆるい感じが、ずぼらな私でもいまだに続けられている理由なのかもしれません。1日1ページ、書く欄はとても小さく、数行です。これも良い!

小さい子供の成長というのは毎年目を見張るものです。大人の5年間と幼子の5年間では、成長の度合いや質が違うというか・・・ 翌年同日の記録を見返したときの「あ~X年前の今日はこんなだったんだぁ」という愛しい気持ちが嬉しいです。

本当は5年日記を2冊分、10歳になるまで付けて終わりにしようと思っていました。でも、案外続けられているのと、何より最近は子供自身が興味を示し始めて、昔の話を「読んで~」と持ってきたりもするので、あと1冊くらい続けても良いかな?と思い始めました。


5年日記を3冊、つまり15歳になるまでです。そのころまでに「もう書かなくていいよ」なんて思春期が来る可能性もありますが・・・

現在8歳。まだまだ可愛いところをたくさん記録しておきたい。ということで、3冊目を注文しておきました。

好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものです。いつまで続くかなぁ。


前の記事:【5年日記】はじめました


【目の癌】Pamさんの活動がもたらしたもの/Eyes & Lives Saved

 以前、Pamさんという方の目の癌早期発見の啓蒙活動についてお話したことがあります。

前の記事:【目の癌】Joey 君と Pam さんのこと

Pamさんのお孫さん、Joey君は、目の中にできる小児癌で3歳で亡くなっています。この癌は小さな子供の眼球の中にできるのですが、通常の検診の時に目にライトを当てたりする簡単な検査で早期発見することができます。また、素人でもフラッシュをたいて写真を撮るだけでも見つけることができます(目の色が左右で違う)。早くに見つかれば、目は失うかもしれませんが命は助かることが多いです。

Joey君のかかりつけ医は目の検査はしたことがなかったらしく、また知識のなかったPamさんは、Joey君の左右の目の色が違う写真を撮っていたものの、発見が遅れました。

そのためPamさんは、今後同じような目に合う子供を一人でも減らしたいという思いから、TVやネットで啓蒙活動を行っています。目的は以下の2つ。

(1)小児科医にむけて:目の検査をして欲しい(その場でライトを当てて反射を見るだけの誰でもできる簡単な検査です)

(2)家族にむけて:変な写真があったらすぐに調べて欲しい

このPamさんの活動による波紋はその後も広がっているようです。そのいくつかについてご紹介します。

前の記事:【目の癌】Joey 君と Pam さんのこと

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West Palm Beach のおばあさんは2月にPamさんの活動がTV番組で放映されたのを見ていました。その2ヵ月後に孫娘 Lexis が訪ねてきたので、一緒にディズニー・ワールドに遊びに行きました。そのときの写真を見ていたおばあさんは、 Joey と同じような白い目が写っていたのに気がついたのです。

Lexis はすぐに病院で診察を受け、ごく早期の網膜細胞腫が見つかりました。Lexis はとても幸運でした。ガンはまだできたばかりだったので、簡単に凍結療法で取り除くことができたのです。Lexis は眼球を取らずにすんだばかりか、視力も以前どおりです。医師たちは今後数年間は慎重に経過を観察する予定ですが、今のところはまったく問題は見られないとのことです。

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別の女の子 Jennifer は Lexis ほどラッキーではありませんでした。

生後8ヶ月のときに Jennifer の母親がソーシャル・ワーカーに、「この子の目はどこか変」と訴えたそうです。このソーシャル・ワーカーはたまたま Joey のことを扱ったTV番組を見たことがあり、またPam さんが作ったポスターを見かけたこともありました。

そこで母親に「 Jenniferの写真を撮ってみて」と頼んだ写真には、片目が白く写っていたのです。検査をしたところ、この目に癌が見つかりました。癌はすでに眼球中に広がっていたので、眼球を取り出す手術が行われました。

Jennifer は目を失いましたが、幸いなことに命は助かりました。このガンは生後間もない時期からでき始めていたものだろうということです。簡単な検眼が行われていれば、この子の目を救うこともできたはずです。

Jennifer (右目に癌があります)

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この記事を読んだ人が少しづつ知識を広めていくことができたら、というのがPamさんの願いです。Joey君を亡くした悲しさをこうして別のベクトルに変えてさらなる悲劇を防いできているPamさん、本当に尊敬します。

今までに助かった子どもたち(Pam さんのポスター)


前の記事:【目の癌】Joey 君と Pam さんのこと