【子供】NHK for School

すごいサイト見つけた。

いきなりですが。

ここアメリカの片田舎でも休校・在宅勤務が始まり、家でダラダラしている子供用に何かお勉強アプリとかないかなーと思って色々見ていたところ、NHK for School なるサイトを発見!

NHK for School:https://www.nhk.or.jp/school/



うちではタブレットのアプリとして入れましたが、PCサイトと同じ内容でした。幼稚園~高校まで、主要教科のみならず道徳や図工、体育にいたるまでありとあらゆる番組が見られます。しかも無料!! NHK太っ腹すぎる!

休校中だから公開してるのかな?とも思ったのですが、そういうわけでもないみたいで2011年頃から続いているらしいです。海外在住子育て組としてはもっともっと早くに知りたかった。

駐在さんなどは日本のTVをつなげて海外でも日本のTVを流しているところも多いので、そういうお宅ではあまり需要がないかもしれませんが(;^_^A

NHK for School:https://www.nhk.or.jp/school/

うちはそもそも TVってあまり見ないんですよね。CMも時間の無駄って気がしてしまうし、バラエティは騒々しいし、まぁ好きな番組だけ録画して観ればいいんでしょうけれどそれも面倒で・・・

なので、こういうサービスはとてもありがたい。特にうちがありがたいと思う点:

1)すべて日本語
2)多少の差はあれ、教育的
3)安全
4)無料
5)TVがなくても、ネットさえあればどこでも見られる


1)すべて日本語
うちは日本語は私が話すのみで、日本語学校なども行かせていないので、日本語力は低下の一方です。日本語に触れられるこういう番組は本当にありがたいです。

2)多少の差はあれ、教育的
うちの子(きわめて平均的)は算数が特に気に入って、大笑いしながら何度も見ています。算数ですよ?!ありえない。NHKマジック。

3)安全
最近、学校などでもYoutubeもよく使っているのですが、Youtubeって子供に勝手にやらせていると時にとんでもない動画が出てきたりします。Kids Youtubeも試してみたのですが使いにくくて断念。その点このサイトはどこをクリックしても変な動画が出てくることはないので安心です。

4)無料
このサイト、あとで請求来るんじゃ?!と思うほどに充実したコンテンツですが、どこをどう検索してもやはり無料のようです。どういうからくりなのか。でもたとえ将来有料になったとしても続けたい(金額にもよるけど)。

5)TVがなくても、ネットさえあればどこでも見られる
ネットさえあれば、スマホでもiPadでもPCでも(多分スマートTVでも)どこでも観られます。旅先でも。これはありがたい。

こんなに素晴らしいコンテンツ、周知されていないのはなぜなのかしら。それとも私や私の周りが知らなかっただけ!?

NHKさん、ありがとう。
これからもよろしくお願いします。

【コロナ】信頼できる情報源

今回の騒動では Fakeニュースが蔓延し、普段にもまして正確な情報ソース、そしてそれを見極める力が重要になってきていると思います。

友人は研究者の友人から Fake ニュースが送られてきた(驚)そうなのですが、Fake ニュースであることを指摘したところ、元々の出どころはさらに別の研究者の友人だったとか・・・うーん・・・大丈夫なのか。

さて、そんな中でも「そもそも絶大な信頼がある人」が発信しているサイトがいくつかありました。

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まずはもうよく知られていますが、ノーベル賞受賞の京都大学の山中伸弥先生の Covid-19 関連サイト:

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信 

最初に「幹細胞の研究者です。感染症や公衆衛生の専門家ではありません。」と断っていますが、科学者らしく淡々とデータに基づいた情報を分かりやすく載せています。頭のいい人というのは何を説明しても分かりやすい。

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2018年のほぼ日刊イトイ新聞に掲載された、感染症の岩田健太郎先生による「風邪の話」。

頭がすっきりする風邪の話。

岩田先生といえば、クルーズ船での対応を批判する動画で時の人になりましたね。

こちらはイトイ新聞の単発企画のようです。コロナ以前の2018年に行われており、コロナではなく一般的な風邪についての話なのですが、今回にも応用できそうな知識が沢山。少し長いですがとても読みやすいので、ぜひ一読しておくといいと思います。

「うがいにほぼ効果なし」って話、私恥ずかしながらこれを読んで知りました。いやはや・・・

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また適宜追加していきますね。他にもおすすめのサイトがあったら教えてください!

【コロナ】Ibuprofen 情報

ある人の投稿で「新型肺炎では Ibuprofen を飲んだらダメ、Acetaminophen を飲むべき」という情報を知り、えー本当?と思って調べてみました。

ちなみに Ibuprofen も Acetaminophen もいわゆる鎮痛解熱剤で(機序は違うのですが)おそらくどの国の薬局でも処方箋なしで買えます。日本ではそれぞれイブ(Ibuprofen)タイレノール・カロナール(Acetaminophen)として商品化されているようですね。

このうちの Ibuprofen を服用すると新型肺炎が悪化する、との主張を目にしたわけです。そもそもどのように広まったかというと、私の理解した範囲では以下の通りでした。

Lancetで、Ibuprofen が「理論的には」ウィルス増殖に加担してしまうのでは?という論文が出たり、フランスの Health Minister が「Ibuprofenで症状が悪化する可能性があるのでAcetaminophenを使うように」と発言したことなどが発端のようです。

一時はWHO もそれを支持したものの、その後裏付けとなるデータが確認できなかったようで、最終的に3月18日の時点で「WHO は Ibuprofen の使用中止は推奨しない(WHO does not recommend against the use of ibuprofen)」と述べています。

マイナスとマイナスでプラス、みたいな歯切れの悪い文ですが、要は「使用すべきではない、という科学的根拠は今はない」ということらしいです。

Image

というわけで、現時点では Ibuprofen が新型肺炎を悪化させるという説を裏付ける医学的根拠は確認されていないようです。ただ、まだ分からない、というだけなので、今後もっとデータが集まるにつれて変化していく可能性は大いにあります。

ちなみにこの件については、ざっと見ただけでも以下のサイトがヒットしました。なぜかCDCやWHOでは過去のキャプチャ以外見つかりませんでした。
専門家ですら未知の領域である新たな感染症についての情報は、扱いが難しいんでしょうね。

でも「Ibuprofen 飲むと悪化するから飲まないべき」という情報と「Ibuprofen が症状を悪化させるという説もあるけど、まだ検証されてないので真偽は不明」という情報って、全然違いますよね。

私たちも簡単に鵜呑みにせずなるべくその時点で最新の正確な情報ソースを億劫がらずに調べるべきだなぁ、と実感しました。

【コロナ】ビル・ゲイツの先見性

今からちょうど5年前、ビル・ゲイツがTEDトークで以下のスピーチを行いました。

”The next outbreak? We're not ready"(TEDサイトより)

エボラ出血熱が大流行した後の2015年です。今聞いてみると、彼の先見性に脱帽です。8分少々のスピーチなのでぜひ。以下日本語訳も貼り付けておきます(TEDサイトより引用)。

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00:17
子供の頃 私たちが一番恐れていた災害といえば 核戦争でした

地下室にはこんなバレルがあり その中には缶詰や 水が貯えられていました

核ミサイルが飛んできたら 私たちは地下へ降りて うずくまり バレルの食糧を食べるのです


00:37
いま 最大の世界的危機は こんな姿はしておらず 代わりにそれはこのようなものでしょう

もし1千万人以上の人々が 次の数十年で亡くなるような災害があるとすれば それは戦争というよりは むしろ感染性の高い ウイルスが原因の可能性が 大いにあります

ミサイルではなく 微生物なのです

その理由の一つは これまで 私たちは核の抑制に 巨額の費用をつぎ込みましたが 疫病の抑制システムの創出については 殆ど何もやって来ていない事です

よって 私たちは次の疫病の蔓延への 準備が出来ていないのです


01:20
エボラの例を見てみましょう

皆さんきっとエボラについて 新聞で読まれたでしょう

とても厳しい危機です

我々がポリオ撲滅の状況を追った時の ケース分析ツールを用いて エボラの状況を追跡しました

観察していて分かったことは システムが不十分で状況に 対処し切れていなかった ということではなく そもそもシステム自体すら 存在しなかった ということでした

事実 非常に明らかな幾つかの ミッシング・ピースは


01:51
急な召集にも応じ出動できる―そして出動するべきだった 疫学者達の一団はいませんでした

疫病の感染拡大 状況を観察し分析する人々です

症例レポートは 紙ベースで送られてきました

報告書が電子化されるまでに とても時間がかかり しかもその内容は間違いだらけでした

招集に応じ出動する 医療従事者のチームもおらず 人々の準備や体制を 整える手立てもありませんでした

国境なき医師団は大変うまく ボランティア達を指揮しましたが それでも私たちは これらの国々へ何千人もの 支援者を送り込むのに 無駄な時間を要したのです

規模の大きな伝染病が起こると 何十万という支援スタッフが必要となります

現地では 治療が適切に行われているかを確認する人員すら一人もおらず 診断方法を見る人も どんなツールが使われるべきか 判断する人もいませんでした

スタッフがいれば 例えば生存者の血液を採取し それから作った血清を人々に注射し 免疫を作ってみたりできたでしょう

しかしそれは実現されませんでした

つまり 見落とされた事が 数多くあったのです

これらは 実に グローバルな規模の失敗です

WHOには疫病をモニタリングする為の研究費はありますが こうしたことを行うための資金はありません

 映画は現実とはかなり異なります

この美男美女の疫学者達は 常に出動準備万端で 現場に駆けつけ 救援に成功します

でもそれはハリウッドの空想世界です


03:22
予め対策が準備できていないだけで 次の疫病がエボラよりも 劇的に危機をもたらすかも知れません

今年エボラが蔓延した段階を 見てみましょう

およそ1万人が亡くなり ほぼ全員が西アフリカの 3カ国の住民でした

これ以上に 感染拡大しなかった理由が3つあります

一つ目は ヘルスワーカー達による 英雄的な努力です

エボラ患者を発見し 感染が広がるのを防ぎました

2つめはこのウイルスの性質です

エボラは空気感染をしません

患者が感染源となるまで悪化した頃には 通常症状が重過ぎてベッドから動けません

3つ目に 感染は都市部に あまり行き着かなかったことです

これは単なる運です

もし エボラが都市部に感染拡大していたら 症例数はもっとずっと増えていたでしょう


04:17
次はそう運に恵まれないかもしれません

ウイルスの中には 感染していても症状が無く そのまま飛行機に乗ったり 市場に行ったりするケースもあります

ウイルスの感染源はエボラのような 自然由来の疫病だったり バイオテロでもあり得るのです

よって シナリオが劇的に 悪化する理由は色々とあるのです


04:39
この 空気感染によりウイルスが 広がるモデルを見てみましょう

1918年のスペイン風邪の例です

このような事になりました

猛烈な勢いで 世界中に瞬く間に蔓延し 3千万人以上の感染者が死亡しました

これは危機的な問題です

深刻に捉えなければなりません


05:04
しかし実は 私たちは優れた 対策システムを作ることが出来るのです

私たちには既に活用出来る科学や 技術があるのです

私たちは携帯電話で 公開された情報を得て また逆にこちらから情報を発信出来ます

衛星画像により人々の居場所や 移動する様子を知ることが出来ます

生物学における発展のお陰で 病原体に応じて薬やワクチンを 作る時間が劇的に短縮出来ます

病原体に応じて薬やワクチンを 作る時間が劇的に短縮出来ます

私たちにはツールがありますが これらは世界規模のヘルスシステムの 中に組み込まれなければなりません

そして危機に備えた体制づくりが必要です


05:41
その為の レッスンは 繰り返しになりますが 戦争に備える事から学べると思います

兵士たちは常時招集に備えています

対策部隊の規模をスケールアップする為の 人員や資源は潤沢にあります

NATOには非常に迅速に 現地へ赴ける機動部隊がいます

NATOは頻繁にウォーゲームを行って確認します

人員が十分に訓練されているか?

燃料や物流の状況が理解出来ているか?

無線周波数の設定は?

そうして人員は常に完璧に 出動可能な状態なのです

こうしたことが 疫病への対策にも必要なのです


06:13
では主なキー・ピースは何でしょう?

第一に 貧しい国々にしっかりとした 病院・健康保証システムがある事 母親が安全に出産できて 子どもたちが必要なワクチンを 全て受けられるような仕組みです

アウトブレイクの初期の兆候も そこで把握出来ます

次に 医療従事者達の 待機部隊が必要です

医療に携わるよう訓練され 経験のある いつでも招集に応じられる 専門知識のある人々です

そして 彼らを軍隊と連携させます

軍隊の機動力を利用し 物流を確保し 感染地の隔離等を 素早く行えるようにです

戦争ではなく 細菌の 拡大シミュレーションをして 対策の為に欠けている要素をあぶり出すのです

前回アメリカで細菌シミュレーションが 行われた際は 2001年でしたが 良い結果ではありませんでした

細菌との戦いは 今のところ人類の負けです

最後に ワクチンや診断の分野での 研究開発がもっと必要です

例えばアデノウイルス系ワクチンのように 非常に速く効く 目覚ましいブレークスルーもあります


07:21
これに必要な 正確な予算はわかりませんが 予期され得る被害に比べれば 大したことのない額だと確信しています

世界銀行は 世界規模での インフルエンザ大流行が起これば 世界の総資産が360兆円以上の 打撃を受けると推定しています

加えて 何百万人という死者が見込まれます

こうした投資は 単に疫病への準備が出来る という事以上の大きな利益を生みます

プライマリケア 研究開発 これらは世界的に 健康における公平性を向上させ 世界をより 公正で 安全な場所にすることでしょう


07:55
ですから 私はこれが 喫緊の課題だと考えます

パニックに陥る必要はありません

スパゲッティの缶詰を買いだめしたり 地下室へ逃げ込む必要はありません

でも 時間は味方をしてはくれません

今すぐに 取り組み始めなければ


08:09
実際 エボラの蔓延から得る 何か一つ良い教訓があるとすれば 私たちが準備を始める為の 警鐘となったということでしょう

今始めれば 次の疫病への対策は間に合います


08:26
ありがとうございました


08:28
( 拍手 )
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【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」

ここではCDCサイトのコロナ感染予防策について、基本に立ち返るという意図で淡々と引用し和訳していきます。

職場・学校・家庭での感染予防法(CDCサイトの英原文ポスター)

今回は商業施設(Commercial establishments)での感染予防、とのことで、レストランやお店、ジムや駅など、いわゆるお客が来る施設での感染予防についてのポスターです。

すべての記事:
【コロナ】CDC「職場での感染予防」 
【コロナ】CDC「学校での感染予防」
【コロナ】CDC「家庭での感染予防」
【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」 

まずは原文から ↓  対象としては、お客とスタッフの両方です。



翻訳してみます。

清潔にすること
 握手はしない(あいさつは非接触のものに)
 入口で手洗いし、定期的な手洗いアラームをメールで設定
 タップする支払い方法を推奨し、現金の扱いを減らす
 ドアノブ・テーブル・デスク・手すりなどを定期的に消毒
 開窓したりエアコンを調整して、換気を増やす

混雑を防ぐ
 客の流れをずらすため、予約やスケジュールを活用
 可能ならオンラインのシステムを使う
 大規模なイベントは人数制限

輸送に関わるビジネスやタクシー、ライドシェア(Uberなど)の場合
 可能なときは窓を開ける
 換気を増やす
 定期的に表面を消毒

手を洗ってください, 手洗い, 衛生, 石鹸, 洗う, ボディケア, バスルーム

ということで、やはり基本としては接触を避け、手洗い消毒を徹底するということですね。レストランなど食べ物を扱う施設での注意があるかと思ったのですが特にはなかったのが印象的です。

また、支払い方法を現金でなくタップなどで出来るようにする、オンラインシステムを使う、など、ITを駆使した提案もあり、なるほど~と思いました。

E コマース, オンラインの販売, オンライン販売, 購入, 販売, 市場

余談ですが、お金って想像を絶する不潔さらしいですね。以前医師のネクタイに生息する細菌の種類を知ってのけぞったことがありましたが・・・確かに紙幣とか、ちょっと触るのをためらう状態のものもありますよね。

キャッシュ レジスタ, 引き出し, 現金, 登録, お金, 小売, ビジネス


一度アフリカの路上で女性から果物を買ったのですが、なかなかに貫禄のあるその女性、なんとむき出しの脇の下に紙幣を何十枚もぎっしり挟んでいました。

そしてあろうことか、その脇財布 😱 から汗ばんだ紙幣を「おつり」と手渡してくれました・・・。  臭いし温かいし濡れてるし・・・オエー 😱  無理!無理!って思いながらも、笑顔で受け取った自分をほめてあげたい。

すべての記事:
【コロナ】CDC「職場での感染予防」 
【コロナ】CDC「学校での感染予防」
【コロナ】CDC「家庭での感染予防」
【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」 

【コロナ】CDC「家庭での感染予防」

CDCサイトのコロナ感染予防策を、基本に立ち返るという意図で延々と紹介していきます。次は家庭内での感染予防です。いつも通り、CDCサイトのポスターから引用しています。

職場・学校・家庭での感染予防法(CDCサイトの英原文ポスター)

すべての記事:
【コロナ】CDC「職場での感染予防」 
【コロナ】CDC「学校での感染予防」
【コロナ】CDC「家庭での感染予防」
【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」 



全家庭
 入口で手洗いし、定期的な手洗いをする
 顔を触らないことを喚起、習慣付けし、咳やくしゃみはカバーする
 ドアノブ・テーブル・手すりなどを定期的に消毒
 開窓したりエアコンを調整して、換気を増やす

体調不良の家族がいる家庭
 可能なら体調不良の人だけの部屋をあてがい、ドアを閉めておく
 体調不良の人の世話をする人は一人に絞る
 65歳以上持病持ちの家族がいる場合は追加の防護策やより重点的なケアを考慮

脆弱な老人や顕著な疾患を抱える家族がいる家庭
(顕著な疾患の例:心臓・肺・腎臓疾患、糖尿病、免疫抑制を及ぼす疾患)
 家庭内の健常者は自分が脆弱な家族に危険を及ぼす可能性があるということを念頭において行動すること
(例:脆弱な家族のケアをしたり食事の介助をする際は手洗いを頻繁にするなど)
 可能なら脆弱な家族のために隔離されたスペースを設ける

以上です。

細菌, ウイルス, モンスター, 感染症, 健康, 生殖, 悪, 微生物

体調不良の家族、とありますが、これはコロナに感染した家族、ととっていいかと思います。癌患者さんや免疫抑制剤を使用している方などは特に注意したいですね。

感染者や、逆に一番リスクが高そうな家族を隔離するスペースを取る、というのは、日本の特に都市部の家ではほぼ不可能かと思います。トイレなども共有せざるを得ないことが多いと思うので、そのあたりはもう仕方ないですよね。

ただ、感染者が出る前に家の中の動線や出入りを工夫して、事前に準備しておくのは有効かと思います。また、主治医にいつもの処方薬を多めに出しておいてもらう、等の対策もいいかと思います。

ジンジャー, ホットレモン, ティー, レモン, 雪, ジュース, 冷, 防衛

クルーズ船での対応を批判する動画を上げた岩田健太郎先生が、ほぼ日刊イトイ新聞 のサイト ↓ で 2018年に「一般的な風邪対策」について説明しています。

手洗い・うがい・マスクの効果は。頭がすっきりする風邪の話。  

コロナも要は風邪のようなものですし、対策は似たようなものです。

数ページと長いですが、読みやすいですし、元医師としても目からうろこの項目もあり(うがいに医学的根拠はないということ、知らずに毎日やっていました・・・)とてもためになります。こういう正確で分かりやすい(ここ重要)情報を、メディアや国はもっと積極的に国民とシェアするべきだと思います。

冷, くしゃみ, くしゃみをします, 幸せ, ファッション, 女性, 女の子, 冬, モデル, 喜び, 暖かい

今回の厚労省の対応には本当にがっかりさせられました。東日本大震災の時もそうでしたが、日本政府は一大事に本当にもろい気がします。

以上、家庭での感染予防でした。

すべての記事:
【コロナ】CDC「職場での感染予防」 
【コロナ】CDC「学校での感染予防」
【コロナ】CDC「家庭での感染予防」
【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」 

【コロナ】CDC「学校での感染予防」

ここではCDCサイトのコロナ感染予防策について、基本に立ち返るという意図で書いていきます。

すべての記事:
【コロナ】CDC「職場での感染予防」 
【コロナ】CDC「学校での感染予防」
【コロナ】CDC「家庭での感染予防」
【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」 

続けてCDCによる学校での感染予防についてのポスターを見ていきます。

職場・学校・家庭での感染予防法




学校といっても、子供がいるだけで他は職場での対策と大して変わらないだろうなと思った通り、ほとんど変わりませんでした。どちらかといえば、幼稚園など指示が通じない世代の子供が集まる場所の対策を知りたい気がしますね。おむつ替えもあるし、なんでも口に入れてしまうという点でも、対策がずいぶん変わってくる気がします。

寒冷, 頭痛, 健康, 影響, 病気, ウイルス, 温度, 男, ハンカチ

唯一多少違う部分は赤字にしました。授業を屋外で行う、って結構効果的かも。ついでに広い校庭で運動もできたり。

清潔にすること
 握手はしない(あいさつは非接触のものに)
 入口で手洗いし、定期的な手洗いをする
 顔を触らないことを喚起、習慣付けし、咳やくしゃみはカバーする
 ドアノブ・テーブル・デスク・手すりなどを定期的に消毒
 開窓したりエアコンを調整して、換気を増やす

大勢でのイベントや集会は調整
 クラス間・学年間が混合するような集まりは延期や調整
 可能であれば授業は屋外か換気のいいオープンな場所で
 クラス間・学年間が混合するような放課後の活動も調整

食物の扱いに注意
 食べ物のシェアは控えめに
 食堂スタッフや濃厚接触者の健康チェック強化
 食堂スタッフや濃厚接触者の衛生管理を厳密に

以下の場合は在宅とすること
 体調不良
 家庭内に体調不良の者がいる

手を洗ってください, 手洗い, 衛生, 石鹸, 洗う, ボディケア, バスルーム

現在の日本の一斉休校には賛否両論あるかと思いますが、同居している親が普通に通勤していたり、幼児は幼稚園に通っていたりしているというため、まぁ多少の効果はあるかもしれませんが個人的にはあまり意味がないと感じています。

以上、学校での感染対策(by CDC)でした。

すべての記事:
【コロナ】CDC「職場での感染予防」 
【コロナ】CDC「学校での感染予防」
【コロナ】CDC「家庭での感染予防」
【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」 

【コロナ】CDC「職場での感染予防」

さて、続けてはCDCサイトの「コロナ感染予防」シリーズを淡々とご紹介していきます。

CDCというのは、アメリカ政府のいわゆる疾病対策センターです。日本で言えば、厚労省の研究センター的な位置づけでしょうか。

US CDC logo.svg


「本センターより勧告される文書は、非常に多くの文献やデータの収集結果を元に作成・発表されるため、世界共通ルール(世界標準)とみなされるほどの影響力を持ち、実際に日本やイギリス等でも参照・活用されている。(Wikipediaより)」

とあるように、アメリカ国内のみならず「世界の基準」と同等な扱いと言っても過言ではないほどに信頼されている機関です。

こちらのサイトにも、最新のデータに基づくコロナ関係の推奨が随時アップデートされています。そのうちの一つがこれ ↓

職場・学校・家庭での感染予防法

こちらはPDFファイルで、自由に印刷してしかるべき場所に貼付してください、ということらしいです。WHOの推奨と同じですね。今日はそのうちの「職場での感染予防」を見てみます。


















まぁ、一般的な風邪予防策なんですが:

清潔にすること
 握手はしない(あいさつは非接触のものに)
 入口で手洗いし、定期的な手洗いアラームをメールで設定
 顔を触らないことを喚起、習慣付けし、咳やくしゃみはカバーする
 ドアノブ・テーブル・デスク・手すりなどを定期的に消毒
 開窓したりエアコンを調整して、換気を増やす

ミーディングや出張に注意
 可能ならビデオミーティング使用
 不可能な場合はオープンで風通しのいい場所で行う
 大規模なミーティングやイベントは調整または延期
 出張のリスクも考慮

食物の扱いに注意
 食べ物のシェアは控えめに
 食堂スタッフや濃厚接触者の健康チェック強化
 食堂スタッフや濃厚接触者の衛生管理を厳密に

以下の場合は在宅とすること
 体調不良
 家庭内に体調不良の者がいる

以上です。もうすでにあちこちで言われていることばかりですね。

手を洗ってください, 手洗い, 衛生, 石鹸, 洗う, ボディケア, バスルーム

非接触性のあいさつ+ミーティングはオープンに・・・ ということで、そのうち外の芝生などでミーティングをしながらお辞儀_(._.)_  をするアメリカ人ビジネスマンの姿が見られるようになるかもしれませんね。

以上、職場での感染予防(CDC編)でした。

ノートブック, ラップトップ, 仕事, パソコン, コンピュータ, アウトドア, 公園, 芝生, レジャー

【コロナ】WHO「マスクについて」

さて、いまさらですがコロナ情報です。こういう時こそ、巷にあふれる雑多な情報の中からいかに正確なソースを抽出するかということが重要になってくると思います。

信頼できるサイトとしては、英語のサイトだとやはりCDCやWHOのものがゴールド・スタンダード(すべての基準となるようなもの)かと思います。日本語のメディア情報も、この辺りを翻訳しているものが多いと思います。

masks-1


アメリカにもコロナが上陸してきましたが、いまだにマスクをしている人はやはりほとんど見かけません。日本では平常時からマスク着用が一般的なところもあり、今や付けていないのも肩身が狭い感あるかもしれませんが、意外にもWHOもCDCも「予防目的」のマスク着用は推奨していません。

When and how to use masks 

WHOのサイト↑ にはこのように書いてあります。

  1. 健常人は、感染が予測される人の世話をするときにのみマスク着用が必要
  2. 咳やくしゃみが出ているときはマスク着用
  3. マスクは頻繁な手洗いと併用してのみ効果あり(石鹸+水かアルコールで)
  4. マスク着用時は、正確な使用法や廃棄法に沿う
masks-2

マスクの使用法については以下のような説明あり。

  1. マスク着用前には、石鹸+水かアルコールで手を洗浄する
  2. マスクで鼻と口を覆い、顔とマスクの間に隙間を作らない
  3. 着用中にマスクに触れないこと(触れた場合は石鹸+水かアルコールで手を洗浄)
  4. マスクが湿ったら直ちに交換し、使い捨てマスクは再利用しない
  5. マスクを外す際は裏面から(表面は触らない)、外したらすぐに蓋付きゴミ箱に廃棄し、石鹸+水かアルコールで手を洗浄
masks-5

この、マスクを触らない+触ったら手を入念に洗浄、というのが難しそうです。というのも、今や外に出ている間は一日中付けている人もいますよね。でもマスクってズレてきたりしますし、物を食べたりする時にもずらしたりしますよね。

masks-6

また、マスクが湿ってきたらすぐに捨てる、というのも難易度高い気がします・・・付けたらすぐに湿ってきますよね・・・。しかもマスクは今や金?!ってくらい貴重品だし。でも、確かに暖かく湿ったマスクってウィルスの温床になりそうだし、それを顔の真ん中にずっとつけっぱなしというのも考えてみたら本末転倒ではありますね (;^_^A

アメリカ(というかおそらく東アジア地域以外の国々)では、マスクをつけるということ自体かなり特殊です。

手術, 病院, 医師, ケア, クリニック, 病気, 緊急, グループ, チーム

医療現場でも手術室の医師などはもちろん付けますが、病棟でもICUでもマスクをつける機会はほとんどありませんでした。あ、例外的に必須なのが、ERでのおでき切開! おできは切開すると膿が顔めがけてぴゅーっと飛んでくることが本当にあるので、顔全体を覆う透明カバー付きのマスクを着用します。実際カバーに膿飛んだことありました・・・。

あ、脱線してしまいましたが、なのでコロナ患者が出始めた今でもアメリカの田舎町でマスクなんかしようものなら石とか投げられるんじゃないだろうか、って思うくらい珍しいです。アジア系スーパーなどでは(客側からの圧力?)付けているレジ係もいましたが・・・

なので、マスクは私も今後特に付ける予定はありません。っていうか売り切れてるし。DIY用のマスクは一応あるので、家族の誰かが感染したら使うとは思いますが、まぁ一緒に住んでたらうつるだろうし・・・。

というわけで、マスク使用に関しては日本の現状とはずいぶん違いますね。というか、西洋と東洋の違い、という感もあります。

こういう時の国民のパニック状態って、政府やメディアの影響、国としての底力(国力)、国民性など、色々な要素が混ざって出来上がるんだな、と思います。こういう時こそ冷静に、論理的に行動していきたいものです。

・・・ちなみに:

このような世界的危機の際は、英語が理解できるというのは強いと思います。日本語の情報だけだと、Web上に存在する膨大な情報のうちの数パーセントに頼っていることになりますし、そのわずかなソースが偏っていた場合には公正な情報が得られません。

また、外から見た日本の情報というものを知るのも大変重要だと思います。特に日本で得られる情報と外部の情報の乖離が大きいトピックの場合はなおさら(例えば原発関連ニュース、捕鯨問題など)。日本のニュースを読んでからBBCなどで同じニュースを読むと、受ける印象の違いに驚きます。

以上、脱線しまくりでしたがWHO のマスク情報でした。コロナ関連記事は以下をご参照ください。

コロナ関連記事:
【コロナ】WHO「マスクについて」
【コロナ】CDC「職場での感染予防」 
【コロナ】CDC「学校での感染予防」
【コロナ】CDC「家庭での感染予防」
【コロナ】CDC「商業施設での感染予防」 

アメリカでレーシック ①

さて、今日はレーシックについて書こうと思います。

私は、10年ほど前に両目のレーシック手術をアメリカで受けました。この手の施術って、受けた直後よりも、「10年後はどうなのよ?」って思うことが多いし、10年経ったくらいのレビューの方が熟成していい感じになる気がするので、一応書いてみます。

念のためにお断りしておきますが・・・10年の間にレーシック手術も大変な発展を遂げていると思いますので、今迷っている方の参考にはあまりならないかもしれません。そこは当時最先端と言われていた施術法はどんなんだったのか?という怖いものみたさで読んでいただけるといいかと思います(;^_^A

結論から言えば、レーシックは自分への投資としては満足度ナンバーワンに近い経験でした。


【眼鏡+コンタクト時代】

私は小学生くらいのころから眼鏡で、中学からはずっとコンタクトをしていました。他の家族は全員裸眼という健眼一家だったのに私だけが劣性遺伝だったのでしょうか。

視力検査表, 目, ビジョン, 視力, 試験, メガネ, 検眼, 光

小学校高学年の時には、今としては何とも怪しい「視力回復センター」なるところに毎日放課後通い、目を動かす運動やまぶたに超音波を当てる治療を受けていました。当時月謝15,000円。親心だったとは思うのですが、放課後バスと電車を乗り継いで毎日通い、友達と遊ぶこともできないのが本当に苦痛だったし、視力ももちろん回復しませんでした。

高校時代にはハードコンタクトが目の中で割れて角膜損傷し、それをきっかけにソフトコンタクトへ移行。

成人後はソフトコンタクト使用中に角膜潰瘍になったりと怖い思いもしました。

やはり私のようなズボラーが目の中に異物を入れて生活するという時点で無理があったのかもしれません。

レンズ, コンタクトレンズ, 眼レンズ, ビジョン, 眼球, 視力, 技術, 目

それはともかく。大学時代~はバックパッカーであちこちを放浪していた私。

当時のコンタクトは毎晩煮沸をしなくてはならず、コンタクト関連の荷物の多いこと!

世界中の電圧に対応できるコンタクト煮沸機(コンセントに差し込んで毎晩ブクブクと煮る)を筆頭に、コンタクト洗浄液+保存液の2本の大きなボトル、たんぱく質除去のための錠剤なども必要でした。

こう言ったグッズは途上国では手に入らないことも多く、貴重な荷物の大きな部分をコンタクト関連のモノが占めていました。また、水道水が不安な国では、コンタクトのためだけにボトルの水を買って持ち歩いたり・・・

コンタクトレンズ, コンタクトレンズコンテナ, 目, ビジョン

また、一度はなんとコンタクトを滞在先で盗難にあったこともありました。人の使ったコンタクトを盗んで一体どうするのか? 謎です。

当時は毎日使い捨てのようなレンズはなく、1年くらい使い続けるタイプで1枚2万円くらいしたので、持ち物の中で一番高価、なおかつ必須のものだったのに・・・きっとコンタクトが何かも分からず持って行ったんだろうな・・・

その後言葉の通じない途上国で本当に不便をしました。

また、旅行中に煮沸機が壊れた友人は、毎晩片手鍋でコンタクトを煮沸したりしていました。

いやぁバックパッカー時代のコンタクトにまつわる苦労と言ったら・・・

あ、話がそれました。レーシックでしたね。

その後、アメリカに住み始め、ちらほらと身近でレーシックを受けたという人に会うようになりました。また、親族がオーストラリアでレーシックを受けて10年が経過(ということは90年代くらいに手術)したというのも大きいかもしれません。欧米のレーシック、進んでいる・・・と思い始め、経験者が一様に「本当にやってよかった」というのを聞き、思い切って受けてみることにしたわけです。


目, 灰色の瞳, まぶた, グレー, アイリス, 眉毛, 眉, 見てください



またまた長くなりそうなので次回に続きます!

次回に続く:アメリカでレーシック ②


【アメリカ】Plastic-free エッグハント

バレンタインも終わり、そろそろアメリカではイースターのデコレーションを見かけるようになってきました。

イースター, 春, 花, 春の花, 4 月, テンプレート, シーズン

日本でもハロウィンを祝うようになってきたと聞きますが、イースターはどうでしょうか。

こちらでは、芝生の広いエリアでお菓子などを詰めたプラスチックの卵をばらまいておき、子供たちがそれを一斉に集める「Easter Egg Hunt」というイベントがあちこちで催されます。

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プリスクールでは、お昼寝中に先生方がこっそり庭に卵を置いておいて、子供たちが卵を集めるイベントがありました。

当時3歳だった子供はてっきり「先生が庭で一斉に卵を生んだ?!」と思ったらしく(なんでそうなる  (;゚Д゚))、帰宅するなり「my teacher laid eggs!!」と大興奮でした。

いや産んでないから。

「Easter plastic eggs」の画像検索結果

すべての行事に不健康なお菓子が付いて回るアメリカ。
イースターも例外ではなく、卵の中にはたいていこういうカラフルなお菓子が入っています。

これはアメリカ文化の洗礼ということで、避けて通ることは難しいです ( ̄▽ ̄;)  

それより私が毎年気になっているのは、プラスチックの卵型容器の方です。


これ ↑ 一袋に12個くらい入って1ドルです。

こういうプラ卵を大量に買ってお菓子を詰めるわけですが、安物のプラスチックで割れやすいし、終わった後はそのままゴミに出す家がほとんどのようです。

イベント会場で、お菓子の袋と一緒に大量に捨てられるプラ卵。

プラ卵はリサイクル不可のところが多いので、燃えるゴミと一緒に出すことになります。

毎年、アメリカ全土で何万トンのプラスチックが消費されているのでしょう。

スーパーのビニール袋よりもずっと嵩のある、こういうところから取り掛かるべきじゃないか?という気もします。



ハロウィンもそうですが、こういう行事ってすごく楽しいです。

子供たちはとても喜ぶし、学校でやったりお友達に誘われたりで「プラゴミが気になるから、うちはパス」というのはなかなか難しいです。

また、アメリカ人の大人は自分が楽しかった思い出があるので、子供にも同じようにしてあげたい、という思い入れもあると思います。

でも・・・それならなおさら、長年の間に習慣化されてきた行事の中で改善した方がいいところは改善してもいいのでは?という気がします。

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「自分たちが子供のころからずっとそうやってきたから」と毎年大量のプラスチックの卵を捨て続けること。



「ずっとそうしてきたから」という理由で思考停止してしまうことって少し怖い気がします。

語弊を恐れずに極端な例をあげれば、例えば奴隷制。闘牛なんかもそうですよね。

伝統にしがみつくのではなく、柔軟に時代に即して「カイゼン」していけばいいのでは?と思うのです。

うちでは、学校のイベントでもらったプラ卵は全部取っておいてあります。全部とは言っても、劣化してしまうものもあるのでそれ以外ですが。

毎年どこかから何かしら入ってくるので、子供が開け終わったものを集めてとっておき、翌年また使うようにしています(学校でも「一人6個持ってきてください」とか言われるので・・・)。新品のプラ卵は格安なので買うのは簡単ですが「新しいものを買わない」ということにこだわっています。完全に排除することは(うちに関して言えば)今はあまり現実的ではないので、入ってくるものは大事に使いまわす、というところで線引きをしています。

小さなことですが、これだけ大きくなってしまった環境問題に立ち向かうには、一つ一つの家庭が小さなことを継続して積み重ねていくしか方法がない気がします。

皆さん、楽しいイースターを。

片付け(冷凍庫)

【片付けシリーズ】

片付け(序章)

さて、片付けシリーズ。記念すべき第一回目は、冷凍庫です!

どこかで読んだ記事に「片付けが下手な人は、小さくて絶対に終わりそうなエリアから始めて、成功体験を積んでいった方がいい」って書いてあったので・・・

引っ越してきて以来地味にストレスだったココから始めます。まずは一番恥ずかしい現状公開から、サクッとさらします。




いかがでしょうこの惨状。

うちの冷蔵庫は多分10年物くらいのもので、見開きタイプで右側が冷蔵庫、左側が冷凍庫、という仕組みになっています。



つまり、どちらも縦長の構造。しかも冷凍庫は棚が調整できないタイプで、特に一番使用頻度の高い真ん中の 2 つの棚が「背が高く、奥に深く、横に狭い」という、どうにも使いにくい形状。


横幅がないので、物を入れていくには「上に積み上げる」「奥に押し込む」しかなく、収納としては最悪の形状。

必然的にデッドスペースも多く、沢山詰めようとすると下のものが取り出しづらく、たびたび雪崩が起きるのが本当にストレスでした。

特にうちの冷凍庫の主役は、たまに遠くのアジア系食材スーパーに行ったときに買いだめする魚類。これがまた収納しにくい形状で・・・

「Awkward Fridge Storage Ideas」などで検索して出てきたいろいろな参考例をもとに、うちで使えそうなものを探してみます。




色々あるのですが、どれもうちの冷凍庫には奥行きが浅くて、アクセスできないデッドスペースが増えそう。さらに、積み上げ式だとうちの高さだと4段くらい重ねることになり、結局下のものを取り出すのに上のものを出さないといけないため面倒そう。

「奥のスペースも上のスペースも使うことができ、取り出しやすいもの」を探して、ネット界を足を棒にして歩き回ること半日・・・

たどり着いたのはこれ ↓ 

オフィスでフォルダを掛けて収納するためのものです。


このファイルホルダー、寸法を測ってみたところ、うちの棚に2つずつピッタリ並んで入りそう。

Desktop File Box

収納用具では大手の Iris 社製です。実物を見られるとよかったんですが、田舎住まいで近くにはなく・・・うーん、まぁダメでも返品できるし、他でも使えそうだし、と思い、一番お買い得だった 6個パックを Amazon で注文。



冷凍庫はパンパンなので、試しに入れてみることもできず・・・

仕方なく、さっそく噂の「全部出し」をして、どんどんケースに詰めなおし、冷凍庫に設置してみました。

冷凍庫の全部出しは、時間との戦いなので嫌なプレッシャーがありますね。寒いし。


結果は・・・



おお!!!!!!!! ピッタリ!!!!!! 

素晴らしい!!!

しかも、引き出しみたいにスーッと出し入れできるので、奥のモノも一目瞭然。魚も縦に立ててたくさん収納できます。

私だって、やれば出来るんじゃん・・・中年になってからでも・・・出来るんじゃん・・・


しかも、デッドスペースがなくなったせいか、扉部分のポケットや一番下の引き出しが空っぽになりました。また、見えていなかったから毎回買い足していたと思われる、同じ魚が4つも・・・なんというスペースとお金の無駄遣い。

しかもしかも、全部出しした時に、冷凍庫の製氷機のさらに上に謎の棚があったことを発見。上にありすぎて視界に入ってなかった。

この謎の棚、背が届かないので手探りだったんですが、中に謎のブツが入っていました 驚





なんやねんこれ。

偽パイ?にしか見えませんが、なぜに冷凍庫?? 

この家、前にも黄緑のスパンコール張り紐ビキニ(上のみ)が出てきたこともありました。以前の住人、ずいぶんはっちゃけたお婆さんだったようです。


私が使ってもよかったんですが使い方よく分からないし、工作大好きな娘が「これでサングラス作るの~」と持っていきました。

何かに似てると思ったらエルトン・ジョンだった

しばらくして、帰宅した夫に「冷凍庫開けてみて。びっくりするから。」とウキウキ報告。

言われるままに冷凍庫を開けた夫。

「うーん・・・・」

しばらく沈黙した後

「あ、アイス新しい味の買った?」 


そこ?! (;゚Д゚)

そこなの?! (;゚Д゚)


夫、毎日冷凍庫開けてるのに・・・(でもアイス食べるだけだから、多分一番上のアイス棚しか見てない)

私が指摘するまで、まったく気が付きませんでした。



これが男脳というものなのか・・・。

ちなみに、夫に例のブツを見せたところ

「偽乳!? (((o(*゚▽゚*)o))) 買ったの!??」

とさっきとは別人のような喰いつきようでした。買わねーよ。


と、色々と収穫の多い片付けでしたが、次は冷凍庫の一番下の引き出し(これも使いにくい形状)さらに難易度の高い冷蔵庫にも取り掛かりたいと思います。

前の記事:片付け(序章)


アメリカで DIY

こんにちは。

最近またまた引っ越した我が家。今回は賃貸から一応持ち家になったので、家周りの DIY をちょこちょこやっています。

というわけで、別ブログ ↓ でそっちの記録始めました。DIY というよりは「家周りハック」という感じですが、よろしければ (^▽^)/

アメリカでDIY
URL:https://usa-diy.blogspot.com/

それでは~

Henna で白髪染め

ここ数年白髪が目立つようになってきました。

とはいうものの、全体的にはまだまだで、数本根本から真っ白い髪がちらほら、という感じです。基本引きこもりだし、もうそれほど人目を気にする年代でもなく、それに甘えてほぼ何もせずにいました。

が、一度旅行で友達の写真に写っている無防備な私を見て愕然。肌のたるみもですが(特にまぶたがひどい)白髪がどの写真でもキラリ☆と光っています・・・黒髪なのでますます目立つ。

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ふふふふふ・・・

で、とうとう重い腰を上げて白髪染めを始めました。私は大変な敏感肌なので、通常の強力そうな毛染め剤はそもそも選択肢になく・・・

私の白髪染めの条件としては:

1)敏感肌でも安全
2)動物実験をしていない

くらいでした。そもそも白髪染め自体初めてなので、どういう仕組みで染まるのかすら分かりません。

で、これなら・・・と思ったのが、ヘナ Henna による白髪染めです。Henna といえば、Henna Tattooで有名ですね。



インドや中近東、アフリカなどで女性の肌に付ける模様ですね。Tattooとはいうものの、数週間で消えるものなので、肌に染料を埋め込むタイプの Tattoo とは違い一時的なものです。

植物由来の成分ということくらいしか知りませんでしたが、木の葉っぱから作られる粉ということでした。

Henna の木

これなら安全そうです。Amazon に行ってみると、Henna の髪染めが山のようにあります。

Amazon 日本のヘナ

適当に評価がいいものを選び、購入。私が数年前に最初に購入したヘナは無名の会社ですが、 100% ヘナしか入っていないものを選びました。添加物入りのヘナの中にはアレルゲンになる PPD 入りのものもあるので、原料はきちんと確認しましょう。もちろん Cruelty Free(動物実験をしていない)のもの。

ヘナの粉です。袋に入ってきたのですが、扱いにくいのでジャムの空き瓶に移しかえ。



これを適当な量の水で溶き、ドロドロになったら髪に塗り、シャワーキャップをして3時間ほど待ちます。1時間くらいでも同じ結果だとも言われますが、何となく・・・その後シャワーで充分にすすぎます。この際シャンプーはしない方が落ちにくいとのことです。その後乾かして終了。

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気になる結果ですが、白い部分が濃いオレンジ~ブラウンのような色に染まります。私は9割黒髪なので、白髪の部分だけがいくらか明るくなる感じです。もう少し白髪が増えたら、ハイライトを入れたような印象になるようです。

白髪だった部分をよく見るとオレンジっぽいですが、全体でみると染めたようには全く見えず、とても自然な仕上がりです。また、黒髪の部分も少し明るくなります(リッチな濃い栗色っぽい感じ)。この効果は私の場合は数ヶ月持つ感じです。

これが金髪やほとんど白髪の場合は、本当に赤毛のアンのような色に染まります。この辺はレビューにたくさん写真が載っているので分かりますが、白髪染め目的だったら日本人のような黒髪が一番自然な仕上がりになると思います(茶髪ならなお自然)。

また、色が落ちていくのも自然というか、プリンのようになることがなく、全体的に自然に元の色に戻っていく感じなのも気に入っています(ま、そのせいで次の染色を何ヶ月も先延ばしにしてしまうのですが (;^_^A)

また、ヘナにはトリートメント効果があるらしく、染色後はしっとりとしていい感じ。泥パックみたいな感じなのかしら。

要注意なのは、これはどの白髪染めでもそうかもしれませんが、大変 Messy な作業だということです。

ヘナの粉は深緑色の抹茶のような粉で、匂いも心なしかお灸の粉のような感じです。これを水に溶くとドロドロのペーストになるのですが、これがなんとも塗りにくい。塗ると泥状に固まって乾いてくるので、使い捨てのビニール手袋で髪の束をつまむ感じで行きます。どちらかというと泥を髪に擦り付ける感じです。

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手袋は忘れずに

ヘナ染料は顔や耳に付くとそっちも着色してしまうので、うっかりついても大丈夫なように、ワセリンなどをおでこや耳に塗って防衛するといいです。また、頭皮も染まるとオレンジ色っぽくなりますが、髪を洗っているうちに薄くなっていくので私はそこまで気にしないようにしています。

また、いつも洗面所のシンクでやっているのですが、ここにも染料が落ちると大変なので、何かを敷くかこまめにふき取るようにするといいでしょう。

数時間後にはカピカピのゴワゴワに乾いているので、そのままシャワーするのですが、この時もすごい泥色の水が出ます。そして、どんなに綺麗に流したと思っても、髪を拭くのに白いタオルを使うと染料が付くことが (´;ω;`)  なので私はヘナ後のしばらくは濃い色のタオルを使うようにしています。

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以前は頭全体に塗っていたので大変だったのですが、今はコツも分かってきて、白髪がある部分だけの髪の束だけに塗るようにしています。それほど周りに付くこともなく、頭全体に比べると格段に楽です。白髪があまりない場合は、頭全体でなく一部だけで十分だと思います(でないと大変なので)。

大体1箱で15ドルくらいで、私の場合使う量が少ないので 2年くらいは余裕で持ちます。大体半年くらいに1回の割合でやっています。

年を取れば取ったで手間がかかるものです (;^_^A

以上、白髪染めでした!