日米の学校比較:給食

 さて、突然ですが日米の学校比較シリーズをやってみようと思います。うちはまだ小学生ですので、あくまで小学校比較ということで・・・

現在アメリカの現地校に通う子供がいるのですが、私は自分は日本生まれ日本育ちで日本の小学校しか経験がないのでアメリカの学校の常識に驚くことが多々あります。その差について、徒然に記していこうかと思います。

【アメリカの給食】

大きく違うと思うのが給食です。アメリカの学校では、お弁当を持参する子と、学校のカフェテリアで支給される給食を食べる子がいます。給食を食べる場合は、家庭の所得により無料になる子もいれば3ドル弱の支払いをする子もいます。

このアメリカ給食・・・噂には聞いていましたが、とにかくひどい!!





いかがでしょう。このなんともマズそうな給食・・・日本だったら刑務所でも出ないであろうと思われるほどの内容です。

我が子は入学当初からお弁当なのですが、周りの子が食べる給食を見て「カフェテリアで食べたい!」と言い出し、お試しで食べさせてみましたが・・・「ミルクがパープル(驚)だった!甘くて美味しかった!」(基本ミルクはストロベリーミルクなど甘いものばかり)「チップスが出た!」などと目を輝かせていました。



ただ、毎日毎日「ホットドックとリンゴとチョコミルク」「ピザとチップス」のようなものばかりで、親としてもこのメニューどうなのよ (-_-;) と思うものばかり。

「今日はピザだったよ(毎週ピザが出る)」「野菜は?」「うーん・・・フライドポテトかな?」(それは野菜とは言わない!)という感じで、結局本人もほとぼりが冷めたら「お弁当の方が良い」とのことで、今はお弁当です。

【コロナ禍での給食】

コロナで困窮家庭が多くなったせいか、去年も今年も給食は全生徒無料という太っ腹政策を打ち出したうちの学区。ランチだけでなく朝ごはんも出るのですが、どちらも無料で、しかも予約などはいらず、当日いきなり「今日朝ごはん食べまーす」「ランチも食べまーす」というのが可能・・・。

つまり「昨日は150人食べたけど、今日は100人しか食べなかった」というようなこともありうるわけです。こうなると気になるのはフードロスですが・・・給食室できちんと材料から調理する日本の給食システムでは成り立たなそうですが、アメリカの給食はほとんどすべて冷凍食品なんだと思います。しかも、毎週ほとんどメニューが変わらない。ホットドッグ、メキシカンタコス、ピザ、ハンバーガー、マックアンドチーズ(マカロニに生クリームとチーズがかかったもの)、というのを毎週繰り返してる感じ。



なので、今週余った分は来週に回す、ということが可能なのかもしれません。子供曰く、新鮮な葉物野菜が出ることはほぼないようで、出るとしたら生の人参やリンゴなど、日持ちのするようなものばかり。まぁそれでもフードロスは大量でしょうが・・・

そもそも、日本のように「ちゃんとみんなで最後まで食べようね💛 」という雰囲気はなく、トレイにある食べたいものだけ(ピザとチョコミルクだけとか)を食べ、食べたくない野菜などはその場でゴミ箱にドサッと捨てていきます。リンゴなどは丸のままゴロンと出てくるので、歯がまだ生えそろっていない低学年の子などには食べにくいようで、ほぼすべてゴミ箱行き・・・



給食については、アメリカの完敗です。日本の給食は本当に素晴らしい。

ちなみに、お弁当持参の場合も、日本のようなお弁当は稀です。ピーナツバターとジャムのサンドイッチとチップスのみ(なんで食事にチップスが出るのかほんと意味不明)とか、冷凍の肉まん一個という子も。

また、Lunchablesという箱入りランチがスーパーに売っているのですが、これを一年間ずっと毎日持ってきていた子もいました。


大体ハムチーズクラッカーとスナックが入ってる

アメリカでこういうひどい食習慣を毎日体験しながら大人になる子供たちが心配になります。低所得者ほど肥満が多いのにはこういう事情があるんだなと痛感します。

以上、アメリカの小学校の給食についてでした!

それでは~





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