【アメリカ】Plastic-free エッグハント

バレンタインも終わり、そろそろアメリカではイースターのデコレーションを見かけるようになってきました。

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日本でもハロウィンを祝うようになってきたと聞きますが、イースターはどうでしょうか。

こちらでは、芝生の広いエリアでお菓子などを詰めたプラスチックの卵をばらまいておき、子供たちがそれを一斉に集める「Easter Egg Hunt」というイベントがあちこちで催されます。

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プリスクールでは、お昼寝中に先生方がこっそり庭に卵を置いておいて、子供たちが卵を集めるイベントがありました。

当時3歳だった子供はてっきり「先生が庭で一斉に卵を生んだ?!」と思ったらしく(なんでそうなる  (;゚Д゚))、帰宅するなり「my teacher laid eggs!!」と大興奮でした。

いや産んでないから。

「Easter plastic eggs」の画像検索結果

すべての行事に不健康なお菓子が付いて回るアメリカ。
イースターも例外ではなく、卵の中にはたいていこういうカラフルなお菓子が入っています。

これはアメリカ文化の洗礼ということで、避けて通ることは難しいです ( ̄▽ ̄;)  

それより私が毎年気になっているのは、プラスチックの卵型容器の方です。


これ ↑ 一袋に12個くらい入って1ドルです。

こういうプラ卵を大量に買ってお菓子を詰めるわけですが、安物のプラスチックで割れやすいし、終わった後はそのままゴミに出す家がほとんどのようです。

イベント会場で、お菓子の袋と一緒に大量に捨てられるプラ卵。

プラ卵はリサイクル不可のところが多いので、燃えるゴミと一緒に出すことになります。

毎年、アメリカ全土で何万トンのプラスチックが消費されているのでしょう。

スーパーのビニール袋よりもずっと嵩のある、こういうところから取り掛かるべきじゃないか?という気もします。



ハロウィンもそうですが、こういう行事ってすごく楽しいです。

子供たちはとても喜ぶし、学校でやったりお友達に誘われたりで「プラゴミが気になるから、うちはパス」というのはなかなか難しいです。

また、アメリカ人の大人は自分が楽しかった思い出があるので、子供にも同じようにしてあげたい、という思い入れもあると思います。

でも・・・それならなおさら、長年の間に習慣化されてきた行事の中で改善した方がいいところは改善してもいいのでは?という気がします。

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「自分たちが子供のころからずっとそうやってきたから」と毎年大量のプラスチックの卵を捨て続けること。



「ずっとそうしてきたから」という理由で思考停止してしまうことって少し怖い気がします。

語弊を恐れずに極端な例をあげれば、例えば奴隷制。闘牛なんかもそうですよね。

伝統にしがみつくのではなく、柔軟に時代に即して「カイゼン」していけばいいのでは?と思うのです。

うちでは、学校のイベントでもらったプラ卵は全部取っておいてあります。全部とは言っても、劣化してしまうものもあるのでそれ以外ですが。

毎年どこかから何かしら入ってくるので、子供が開け終わったものを集めてとっておき、翌年また使うようにしています(学校でも「一人6個持ってきてください」とか言われるので・・・)。新品のプラ卵は格安なので買うのは簡単ですが「新しいものを買わない」ということにこだわっています。完全に排除することは(うちに関して言えば)今はあまり現実的ではないので、入ってくるものは大事に使いまわす、というところで線引きをしています。

小さなことですが、これだけ大きくなってしまった環境問題に立ち向かうには、一つ一つの家庭が小さなことを継続して積み重ねていくしか方法がない気がします。

皆さん、楽しいイースターを。

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