【DIY】トイレ補修(タンク内部取り換え)

 さて、引き続き少し地味な補修作業です。


達成感はそれなりにあるものの、あまり DIY精神を刺激されるものではない、水漏れ修理です。そしてまたトイレです。




寝室についているバスルームのトイレ。

ポチャ・・・ポチャ・・・ポチャ・・・と水が滴り落ちるような音が常にしていることに、引っ越してしばらくして気が付きました。寝室のすぐ横なので、夜寝るときに一回気になりだすと眠れない!

というわけで、この水漏れをなんとかしなくては。床や壁を見ても水が漏れている形跡はないし、よくよく注意して聞いてみると、どうもトイレ内部から音がしている模様。しかし、内部のどこから音がしているのかが突き止められません。

まぁ一日中ぽたんぽたんと垂れていたとしてもそこまでの水量ではないと思いますが、音が気になって仕方ない。それに、音がしているということはどこかに問題があるわけで、水回りだけに気になります。

色々ネットで調べてみたところ、この場合考えられるのはトイレの水タンクから便器への漏れ、その中でも一番よくある原因は、タンク内のゴム製 Flapper の劣化、とあります。これなら少し前に別のトイレでやったので簡単です。

トイレ補修(Flapper 交換)

前回と同じ要領で Flapper を交換してみました。こちらもかなり劣化していました。



が!

交換後も変わらず水漏れ音がしています・・・。となるとどこが漏れているのか・・・

またまたいろいろと調べてみたところ、常にしている Drip 音は、タンクから漏れた水がくねくねした配管の壁に落ちるときの音であることが多い、とのこと。うちは Flapper が原因ではなかったので、どこか別のところから配管内に水が漏れていることになります。

ここでまたトイレ内部の Anatomy をおさらいしてみます。



音の発生地点の可能性としては1か2の箇所がありますが、2はトイレ自体を動かさないと修理できないので、かなり大変そうです。1であることを願いつつ・・・

ここで水漏れ箇所発見のためのハックです(どこかのフォーラムで読んだ)。食用の着色料(Food coloring)を水タンクに数滴垂らして水を着色し、それが便器に漏れてくるかどうかを色で追跡する、というものです。ふむふむ、それは面白い。

さっそく着色料を買ってきます。多分ケーキとかに使うんだろうな、と思い、買い物の時に注意するようにしていたら、Target にありました。確か数ドル。

McCormick Food Color


早速タンクの水に色を付けてみます。なんとなく青を選択。

と、すぐに便器に青が少しづつ漏れてきました。レバーは全く触っていないので、やはり常にタンクから便器に水が漏れているようです。2ではないようでほっ。

となると、Flapper 以外のどこか他のところから漏れていることになりますが、視認してみても分かるわけもなく・・・結局トイレの内部を総取り換えすることに。


トイレの内臓(Gut of the toilet)

このトイレ内部の総取り換えキット、というのがAmazonで売っていました。うちは標準的なトイレなので、どのタンクでも大抵いけるという Universal タイプにしました。



Fluidmaster 400AKRP10 Universal, All In One, Complete Toilet Tank Repair Kit

詳細な使用説明書が付いてきますので、その通りに設置するだけです。



手順としては:

1)壁の水道元栓をしめる。
2)水を流してタンクを空にする。
3)タンクを便器から取り外す。
4)タンク内部のパーツをすべて取り外す。
5)新しいパーツを取り付ける。
6)タンクを便座に設置する。
7)水道元栓を開ける。
8)動作確認する。

以上です。

タンクを取り外す、というのが気が重かったのですが、意外に簡単で私一人でもできました。タンク内に錆などがたまって汚れていたので、外した後にタンクだけ外に持って行ってホースで水洗いしました (;^_^A

自分なりに、可能性としては水漏れはここかな?と思っていた場所が2か所あり  ↓



取り外して調べたところ、確かにタンク下のゴム製ガスケットがかなりユルユルで劣化しています。これ、キットに付いてきたガスケットと形が違っていたので、これだけ別に買い足し、新しいものを取り付けました。



そして、タンク内のプラスチック製のパイプ(Overflow Pipe、とあり、タンク内の水位が一定以上に上がってしまった際に排水するためのパイプのようです)もかなり劣化していて、ここが水漏れしていました。





目視では分からないのですが、ひび割れがあるらしく水が漏れてきます。おそらくあの音は、ここから漏れた水がタンク下部の配管にあたっていた音なのでは。

これらの汚い汚いパーツをすべて取り外し、新しいものを取り付けました。その後タンクを便座部分に取り付けます。ここをきちんとしておかないとタンクから水漏れするので、慎重にしっかりと取り付けます。

その後、水道の元栓を開けてみます。水漏れもなく、順調にタンクに水がたまり、一定水量になったところで止まりました。ポタポタ音もなくなり、キュッと綺麗に止まって感動。

何回か流してみましたが、問題なく動いており水漏れ音も出ませんでした。修理成功!

一応タンク下にキッチンペーパーを敷きつめておき、もしもタンクから水漏れしたら分かるようにしましたが、数日経っても問題なし。

・・・。

見た目的には全く何も変化がないので少し達成感に欠けますが、あの音が消えたことで目的は達成。

というか、音云々以前に、あの内部パーツの劣化具合を見てしまうと、この時点で新しいパーツに換えられたことで将来のもっと深刻な問題を防げた気もします。タンク内で水没してるパーツなんて見る機会ないので、劣化していても水漏れするまで気が付かないし。



これ ↑  アフター写真なのに感動が少ない (;^_^A

以上、意外に簡単だったトイレ内部総取り換え、でした。それにしても、最近よくあるタンクレスのタイプだったら、不具合が出たら壁を開けないとタンクにアクセスできないってことなのかしら。タンクレス、ってタンクが壁の中に隠れているだけであって、タンク自体は存在するってこと? 謎。


追記:用意していなくて、あとで必要になったもの:

ー 古いTシャツなど布たくさん(タンク内の水の残りをふき取ったりするため。結局私はTシャツが足りなくて、子供の薬飲ませる用の注射器みたいなもので残りの水を吸い取りました。)

ー レンチ(タンク下についているボルトががっちりとはまっていて、レンチとハンマーでやっとのことで取り外しました。)

ー バケツ(タンクにつながる水道を取り外すときの水受け用。)

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